イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「リヴァイアサン」

f:id:yamadauta:20220213101009j:plain

リヴァイアサン

 こんにちは。今日の一枚は、「海神、リヴァイアサン」というコンセプトがすんなり決まったために、比較的面白い出来になったもの。特にキャラデザの面で分かり易い良いモノが出ていますね。

 すんなり決まったと言いつつ、絵を描く前に割とまとまった時間を取ってコンセプトや表現意図を練り込んだのですが、その十分足らずの時間を作っただけでもこれだけ楽に描けるのですからやはり構想にある程度時間を割くのはマストですね。

 キャラデザは比較的キャッチなモノになっているのですが、今回も手癖で情報量を上げ過ぎたというかパーツを細かく割り過ぎてシルエットが崩れているので、色分けするなどしてある程度構造をグループ化してより分かり易く見せてやればよかったかなと言うのが一つ反省点。また、背景が相変わらず練り込んでいないものになっています。今回はキャラメインで見せる構図なのでそこまで傷になってはいないように思いますが。

f:id:yamadauta:20220213101025j:plain

■落書き

 

 さて、昨日までのイラストの反省点が「タッチを諾諾と重ねすぎて情報量の分布が悪くなる」点であったという事で、今回載せたものから徐々にタッチを間引くという事を始めているのですが、やはり如実に絵が良くなっていますね。全体をただ丁寧に詰めればイイと言うものではないのが解りました。

 描きながら絶えず頭を使う事が求められるようになったので、かなり作画カロリーは上がっており描いた後などぐったりするのですが、その分気づきはより増えていますしやはり自分の場合「考えながら描く」という事が特に必要な条件であったと見えます。

 

 とは言え不調時など頭が働かない時には極端に出来が落ちるという事態になって来ました。今までルーティンで手堅くこなしていた部分も都度計算しながら描くようになったので仕方ないですね。

 とにかく作業と不調が重ならないように丁寧に自分をメンテナンスしてやる事がより性急に求められるようになってきたなと。

 

 「普段通りの力を発揮するために、とにかく丁寧に生きる」。

 これが私の今後の重要なテーマと言えそうですね。

 

 ではまた次回。