イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「人工声帯の歌姫は、奏でる」

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■人工声帯の歌姫は、奏でる

 こんにちは。今回は、最近あまり構想を練り込んでいないものが続いたことを受け、多少なり反省して大体タイトル通りのコンセプトを決めてから描いたモノ。コンセプトに沿って構図や世界観、キャラデザインなども決めました。

 やはりというか、制作に当たって一つ二つキーワード(今回であれば「人工声帯」「歌姫」)が決まっているだけでも画面作りが大分楽になります。キーワードから連想して決めて行けば大部分が埋まりますし、キーワードをガイドラインにすることでブレない表現にもなりますね。

 右腕のアウトラインが直線的になり過ぎて大分ごつく見えたり、世界観の練り込みが足りない(特に街並みの構成要素の札が少ない)といった問題もありますが、今回は最近のモノの中ではかなり良く出来たほうではないかなと。描いていても楽しかったですね。

 

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■落書き

 

 さて、そんなわけで、構想を具体化させられると楽しさに繋がるという事も解ってきたので、前回も書いたようにそのガイドとなるような「ギアヴァリアント」の世界観を作っていきたいところです。

 今考えている構想は、大体以下のような感じ。

 

・人類の人工的な進化の為に生まれた精巧な義肢「ギアーズ」は、元医療メーカー・ギア社の主力商品となった。次第にサイボーグ業界を牛耳っていくことになるギア社は、軍事産業に進出し、ギアーズで武装した私設の傭兵部隊である「ギアウォーリア(通称GW)」を設立する。

・同時期にギアーズ施術者の中から、奇妙なウィルスが発見された。義肢に反応して異形を生じるそのウィルスの事を、国連は危険視し、すぐさま事態を隠匿。ウィルスに「ギアヴァリアント」と名付ける。ギアヴァリアント発症者は、ギアーズが暴走、肥大化し、周囲を見境なく襲うクリーチャーと化す。

・国連とGWの複合軍は、ギア社の命運を賭けてギアヴァリアント感染者の制圧に乗り出すのだった。

 

 という感じの、私好みのくっらい話にしようかなと。ディストピア世界を思いっきり描くのが好きな人間なので、大体今書いたような設定をベースに世界観を作って行こうかと思います。設定的に、過去の「震度零」と「ギアエコーズ」を足して二で割らない感じの世界観になりそうですね。

 

 ではまた次回。