イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「レイ・ソード」

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■レイ・ソード

 こんにちは。二日空きました。今日の一枚は最近読んだ漫画のキャラクターから造形を借りたもの。特にそのキャラの大剣+銃剣という美味しい所だけ盛りましたみたいな武器が良いなと思ったので、自分の味に転化して取り込みつつそれに合わせたキャラデザを行いました。

 身内ではそこそこ評判が良かったですね。自分では顔の造形や体のバランス感に違和感を感じており、今回ももう少し丁寧に調整してやればよかったかなと思っていますが。相対的に武器のほうの造形は気に入っています。

 

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■落書き

 

 さて、また久しぶりに二日間休んでおりました。

 今回は三週間弱活動が持続したという事で、もうちょっと頑張れば一か月くらいはなんとか連続活動できそうだなと言う手ごたえを得ました。やはりというか自分の中で、特に活動の足を引っ張っているのはネットで触れる多量の情報であり、ここの精査をしてやるだけでも一般並みに暮らすことは可能でありそうです。

 ネットに触れられる環境にいるとつい、いろんなサイトを巡ったりツイッターに張り付いて情報収集したりしてしまうので、物理的に情報源を減らす工夫をしてみようかなという所。

 

 尚、先日借りてきた原田マハ様の「モダン」を読み終えました。全体的なざっくりした感想など。

 本書は原田様の五篇ほどの短編を収録した短編集なのですが、それぞれの話で各々の立場でアートに関わる人を描きつつ、今回のテーマは「挫折」なのかなと思いました。あるいはキュレーター、あるいは美術館警備員、あるいは工業デザイナー。彼ら、彼女らそれぞれが、アートと言うものの可能性を深く信じつつも、時にその価値を疑い、自らの力を信じられなくなり、まるで今まで頼りにしてきた世界が揺らぐような転調を味わう。

 そして自分とアートと言うものを一旦は否定し、しかしその過程で出会う「新しい」もの達に惹かれてまた再びアートの門戸を叩く。

 そうした「崩壊」と「再生」という、誰の人生にもありふれた転機を美術を絡めて語ったものなのかなと。

 

 今作も原田様の美術に対する深い信仰が垣間見える美しい話達でした。

 

 また近いうちに図書館に行こうと思っているのですが、先日こちらへのコメントに、お世話になっているみつき様が良書を薦めてくださったので、そちらを探してみようかと思っております。

 

 ではまた次回。