イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「アマノリヒト」と「戦術騎車”ベヒモス”」

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■アマノリヒト

 こんにちは。今回の一枚は、以前の「ウィングブースター」をまた焼き直したもの。今回はメカの造形やキャラデザインに、ある程度の「神聖さ」を持たせることを主眼に、天使イメージを拡張する狙いで練り込みました。結果、それなりに面白いデザインとなった気がしますね。

 今回もシルエット上に特に特徴が出る形としたほか、メカの形状である程度奥行きも示唆するものとし、全体的にレベルの高い一枚となったかなと思います。ポージングも過不足なくまとまっているかなと。

 この所また一定の水準で安定するようになってきたので、やはりそろそろ新しい事をという思いがあります。次のシリーズで盛り込めるようにしていきたいですね。

 

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■落書き

 

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■戦術騎車「ベヒモス

 掲載するのを忘れていましたが、完成していました。ある程度日数をかけて練り込んだだけにディテールとしても凝ったものとなっており、全体的に大分完成度は高くなりましたね。

 ただまあ、今回も三日程度で仕上げてしまったため、今年のまとめと言う目的からするとどうか、と言う感じでした。とは言え自分の場合、最短距離を突っ切る絵の描き方をするためどんなに頑張ってもそんなに時間はかからないのですが。

 次の長期制作として、多少モチーフそのものの作画コストの高いモノを構想してみますかね。

 

 

 さて、本日も夜中に起き出して作業しております。

 この所また完成度が高い水準で安定するようになってきたところから自己肯定感が上がっており、良くも悪くも「やはり自分は才能があるんだ」という自信になってきています。その自信の一方で評価はさほど伸びていないので、また現実と理想の板挟みと言う状況にもなってきているのですが。

 

 最近は、自分の方向性ががっちりハマってきたところから「自分がこの世界観を描かなくなればこれを描く人間はいなくなってしまう」という使命感を抱くようにもなって来ており、まあなんというかこの所の精神の安定はそれら諸々の自負が支えになっていることが大きいようです。

 

 とはいえ先にも言ったように付く評価そのものは低い状況が続いている。この数週間は特に、自己肯定感が高い所に達してしていることから評価もそんなに気にならなくはなっているんですが、果たしてこのままでいいものでしょうか。

 

 

 私がことさらに「評価」「評価」と言うのも、結局は周りの絵描きが同じように評価に悩んで苦しんでいることに感化されているだけだと思うんですよね。本来的に自分が楽しければ他の人間にどう思われようが大して気にならない人間なので、大体常にその時々の状況に満足しているし、その点で自己肯定感は昔から非常に高い。

 それでも思い悩む理由の最たるものとは、周りからの「お前はこう生きろ」という過干渉であるような気がしてきております。

 

 昔から嫉妬や期待を向けられやすい傾向にあるんですよね。能力が高いわりにそれらや自分の評判にさほど頓着していない姿勢が、傍で見ている人間にしてみればじれったく感じられるのかなと思うんですが。

 そんななので、大体小さいころから私を囲って自分の思う方向に導こうとする人間と、ひたすら遠巻きにして崇める人間と、私の人間性をちゃんと見てくれる人間の三極に周りの人間が大別されるのですが、思えば今付き合いが続いている方たちは三つ目のタイプがほとんどであるような。

 そもそも人気者になる事にそんなに価値を感じないし、たいして成功したいとも思っていないので能力だけで自分を判断されることに苦痛を感じる。私も普通の人間であり、楽しい事もあれば悲しい事も腹が立つこともある、という事をちゃんとわかってくれる人間と付き合いたいと思って実際にそうしているんでしょうね。

 

 

 まあ、ぶっちゃけ何をやってもある程度のところまで行けてしまうので、それが絵である必要はほとんどない。たまたまやりがいを見出したのが絵であっただけで。

 やりがいがあるという事は「自分にとってそれが困難な道である」という事で、むしろ私には向いてない可能性が大分高い。

 それでも周りにしてみればこれだけの才能を手放すのは惜しく感じるんでしょう。辞めるな、続けろと言われ続ける。

 

 そんなことを最近ぼんやりと認識し始めておりまして、ああ、ほんとにこのまま絵を描いてて自分は幸せなのかなあ、と疑問に思うんですよね。今私に「絵を続けろ」と言ってくる人間は、先ほどの三極で言えば前者二つのどちらかに当たる人間がほとんどなわけですよ。私の能力的側面しか見えてなくて、その裏で私がどれだけ苦しんでるかとか、本当に楽しんでそれをやってるのかとか、まったく考えていないタイプの人間たち。

 本音を言えば絵を描いてきて楽しかったことなんてほとんどなかったし、今も「お前は才能があるんだから」っていう言葉に縛り付けられて義務感から無理やり描き続けているだけで、ほぼほぼ楽しくはないんですよね。何に対してもある程度好奇心が持てる人間なので新しい事を吸収する事自体はそれなりに楽しいんですが、だったら絵じゃなくて良いわけで。

 

 

 書き出してみると大分不健康な生き方をしてますね。まあ仕方ないですよね、こういう歪な人間として生まれてしまった時点で、まともな生き方なんて望めない人生なのでしょう。

 しかしこのまま絵を描き続けていて何かになるとは思えなくなってきたので、そろそろ新しいやりたいことを見つけようかなと思っています。絵は続けますがね。なんだかんだ描き続ける限り新しい事の連続、というこの趣味が気に入ってはいるので。

 ちょっとずつ新しい事に挑むようにしてみますかね。

 

 深夜なのでだらだら描いてしまいました。

 また次回。