イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「鉄鬼討伐」

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■鉄鬼討伐

 こんばんは。今日の一枚は引き続きメカ部分のシルエットを重視した物。今回はあまり派手なことはせずに、ひたすらディテールの描き込みで見せる形を意図しました。前回のものが比較的筆数としては少ない方だったので。

 大分手数で押し切る形の一枚となり、やはり自分はこうした物のほうが描いていて楽しいし強みも十分に出せるなと思いましたね。メカ部分のディテールを局所的にもっと詰めても良かった気がしていますが、背景が割とパターン的な処理になったのであまりにも手数を上げ過ぎるとバランスが悪くなったかもしれません。

 とりあえず今回もよくまとまっているかなと。

 

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■落書き

 

 さて、今日は恒例の徹夜です。

 

 ツイッターのほうでフォローしている方が、割と頻繁に良い絵をRTして下さるので昨日一日はインプットが捗りました。良いモノばかり見続けていると俄かに焦っては来るのですが(そして自分の描いたもののみすぼらしさが強く感じられて凹むのですが)、こうして気分をフラットに保つのも大切なことだろうなと思います。

 

 どうも私は、絵を描いているとどんどん脳内に快楽物質が出てくるらしく、描いているときやその前後は酷い全能感に見舞われていたりします。その状態と普段の現実主義のアップダウンがこの数か月大分激しく、今回崩れた理由にはその揺り戻しに耐えかねたという事情もあったのかなと。

 快楽物質が出ると単純に描いていて快楽を感じますし、調子もどんどん上がってくるので本来悪くはないと思うのですが、作業の前後に「俺は天才だ」「こんなに良いモノが作れる俺が評価されないのはおかしい」という気持ちにさせられてしまう。

 この所自己評価が定まらなかった理由の一つはそれみたいですね。

 

 まあ、自分が調子に乗ってお終いなら、せいぜい周りに呆れられるくらいですし構わないのですが、揺り戻しのせいで頻繁にテンションがおかしくなって人に迷惑をかけてしまうのは戴けないなと。それにテンションが上がったままだと自分の絵を冷静に見られませんし。

 どこかでクールダウンを生活に組み込んでいく必要を感じ始めています。

 

 

 尚、昨日は割と調子よく絵が描けました。今までにあったじりじりとした野望みたいなものがすっかり燃え尽きていて、描いていても非常に楽ですね。

 いつまでこんなすがすがしい気持ちでいられるかは解りませんが、何かに突き動かされて描く、という以外のやり方を見出せたのはよかったのではと思っています。

 

 ではまた次回。