「電脳街」
■電脳街
こんばんは。今日の一枚は変わり種と言えるもの。電飾で彩られた看板を主体に景観で見せる方向性で構想しました。意図はある程度ハマったと言えますし、全体の距離感や空気感をよく表現できたために景観の描写としてそこそこなのですが、肝心の看板の表現がちゃっちくなったなと思います。
看板の文字などは独自の字体でなく現実に即した文字を使った方が情報の厚みが出たでしょうし、手前の看板に関しては電飾をもう少し細かく描写したほうがリアリティが出たように思います。
ある程度構想を醸造させてから出力したために迷いなく作業が出来たのですが、今回に限ってはその迷いのなさが全体の足を引っ張ってしまったかなと。
■落書き
さて、今日は恒例の徹夜です。
昨日は仕事だったのですが、先日見繕ってきた制汗剤を塗布してから出掛けたところ、匂いが比較的マシだったようです。周りに配慮するという以上に、自分が心地よく過ごせるのでこうしたエチケットを気にする精神も大事ですね。気にしすぎると肩身が狭くなると思いますが。
尚、最近「左ききのエレン」を読み返しております。主人公の一人である「光一」の、徐々に自分が天才などではなかったと思い知らされていく道程に非常に身に迫るものを感じますね。
「何者か」になりたくてもがき続ける。しかし却ってその足掻きが、自分は凡人にすぎないのだと繰り返し自分に思い知らせる。諦めてすべてを受け入れて生きるほどには大人になれず、自分は特別なのだと夢見た子ども時代にも戻れず、気が付くと夢や目標ですら擦り切れて色を失っていて。
ふと振り返ると自分の後ろに長い長い道が出来ている。ここまで歩いてきたんだ、もう少し先まで行ってみよう、と、一息ついてまた歩き出す。
そうして終わらぬ旅路を死まで往くのが我々創作家なのでしょう。
歩いたなら歩いただけ前に進む。今は、その一歩一歩の歩みを大切に進もう。いずれどこかにたどり着くはずだと思いながら。
ではまた次回。