イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「角獣」

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■角獣

 こんにちは。今回の一枚はキャラを見せる方向に振ったもの。引き続き彩度を大きくそぎ落としてグレイッシュ中心の画面でまとめています。人物とクリーチャーの接地面にある程度影を落とした方が自然になったでしょうね。

 まあとはいえやはり、彩度をある程度落とすことで自然な見た目になっていることが言えます。特に私の描くものは厚塗りのコンセプトアート寄りのイラストなので、一般のソシャゲ塗りのキャラ絵に見られるような彩度の高い表現はそもそも合わなかったのでしょう。

 自分の持ち味の一つとして色彩感覚があるのは確かなので、今回の獣の角部分のように差し色的に高彩度の色を差していく形が手堅いのかなと。

 

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■落書き

 

 さて、昨日の記事に対し、立体感の話を受けてせいこ様にも「接地面の影を意識するとよいのではないか」といったご意見を頂きました。ありがとうございます。

 思えば私はかなり長い事独自の方法論で絵作りをやってきたので、特に陰影のつけ方について我流になっている向きが強く、そこを精査してやるだけでも一般受けしやすいイラストにすることが出来るのかもしれません。

 

 陰影、ライティングと言えば、以前そのせいこ様がブログにてご紹介されていた「カラー&ライト」という書籍に、相当まとまったライティングの知識が描かれていたので、差し当たってそちらを再読して自分の陰影に関する知識を組み立て直すのが近道かもしれません。

 今言える事としては、せいこ様の仰る様に物の接地面に強い落ち影を入れる事と、光源に対する面の角度を意識して陰影の明度を決める事(光源の向きに垂直に向き合っている面ほど明るくなる)、あとは光源から遠い部分の彩度を落とす事、の三点くらいに留意していけば良さそうです。徐々に取り入れていくつもり。

 

 差し当たって次にやる事が明確になったのはありがたいですね。初めにアドバイスを下さった元フォロワー様とせいこ様に感謝です。

 

 ではまた次回。