イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「抗争」

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■抗争

 こんにちは。今日の一枚はバディものプラスアルファでバイクも組み込んだもの。単純に作画コストの高い画面にすることでボリュームを上げる狙いでしたが、全体的に詰め切れておらず安っぽい出来になりましたね。

 特にライティングが精査しきれておらず、どこに光源があるかわからない表現になっています。背景となる街のネオンを光源とするつもりだったのですが、単純に難易度が高過ぎました。

 キャラやバイク、背景一つ一つ見ていった時の描写は悪くないので、偏に全体を統合した際の調整ミスですね。

 

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 ■落書き

 

 さて、相変わらず上がらない評価にあえぎながら絵を描いております。

 「評価を得るための絵」には空虚さしかないなと思いますし、自分もそうしたものが描きたいとは全く思わないものの、単純に描いても描いても見てもらえないという状況は精神に来る。徐々にモチベーションも削がれてくるし、そうなると最終的には絵の出来にも関わる。

 どこかである程度評価を得るための方策を講じる必要はあるでしょう。

 

 単純な話、見てくださる方にとって何らかのメリットのある作品でなければ、そもそも見ようという気にもさせられないわけです。それゆえにオリジナルは評価を得るためのジャンルとして非常に厳しい。好きでもない、よく知りもしないキャラクターの、それも大して有名でもない絵描きのイラストを見る気になる人などほとんどいないでしょうから。

 それでも私は評価を得るために愛のない二次創作をやる気はないので、オリジナルで何らかの魅力、見るに値する価値を作る必要があるなと思います。

 

 そうして考えた時、より大きなファクターは「共感性」になるでしょう。共感を覚えるキャラクターやシチュエーションには多くの人が好意を抱きますし、「そうそう、こういうことあるよね」というノスタルジーがその絵の価値として機能する。

 簡単に言えば「エモい」イラストを描けば、実力以上の評価を得ることが可能です。

 

 まあ、私はそれをやるのもあまり気が進まないんですがね。「エモさ」を評価されるという事は、絵そのものに人を引き付ける力がないことを認めるようなものなので。言わばファッションセンスを評価されているようなもので、その服を着ている人間自身の評価ではない。私はこの期に及んでも自分の絵の本質を評価してほしいんですよね。

 

 そうなると結局は画力を高めるべきであるといういつもの場所に戻ってきます。まあ、どんなに考えようとも正攻法で評価されたいならばそれしかない。近道をしようなどという考えそのものが私にしてみれば粋じゃないんです。やはり焦らずじっくりかかるのがよさそうですね。

 

 とりあえず、自分のテーマである「具象と抽象のある(非)日常」の具体化を進めていきましょうか。

 

 ではまた次回。