イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「ロード=オブ=ソードマスター

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■ロード=オブ=ソードマスター

 こんにちは。今回の一枚は久々のバディもの。「剣士二人」くらいの構想から、「剣豪を目指す二人が別れの時、頂点での再会を誓っている」くらいのストーリーを組み立てて行きました。しかしタイトルに頼り切る結果となりましたね。絵だけで状況をほとんど説明出来ていません。

 「別れ」を連想させる要素として、例えば夕日などを含めたほうが分かり易かったでしょうし、再会を誓うシーンにするよりは背を向けて去っていく途中に振り替える、くらいにしたほうが意図は伝わったように思います。片方を異形としたのも悪手でしたね、普通に男性キャラにしたほうが簡潔だったでしょう。

 まだ絵の構想段階に甘えがあるように思います。甘えや油断のある絵が人に評価されるはずがない。まだまだ足りないようです。

 

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■落書き

 

 さて、昨日書いた「センス」の伸ばし方について、あれから考えていました。

 センスを形作るのは先天的な要素、主に環境、ですが、であれば後天的にも環境を変える、というよりは環境要因からくる考え方を変えられれば伸ばすことが可能であるはずです。

 センスとは主に「思考」と「経験」の蓄積により形作られていく要素であり、例えば音楽家の家に生まれた人間は幼いころからそれら音楽のあらゆる体験を人より多く重ねることになる。結果、音楽の才能が育まれるわけです。

 

 であれば、センスをより高めるためには、単純な話より多くの思考と経験、それも密度の高いそれらを重ねればいいことになる。

 

 ことに、私が今必要としている「絵を読み解く」センスは、より多くの絵含む創作物を見、それらに大していちいち考察を重ねることで育まれれる能力であると思います。結局こうした才能やセンスといった能力の場合、質のいい数をひたすら打つことが最善策であることが多い。

 単純に努力して伸ばすことが最善で最短の道なわけです。

 特にセンスを伸ばすとなったとき、思考の深化が大きく必要になると思われる。思考が深くなった人間はより本質的な観念に素早くたどり着くことができるようになります。私が必要としているのも主にそれなのでしょう。

 

 結局は、今まで通りいろんな物事に心を動かしながら、それらを逐次言語化していくのが良いという事でしょうね。それと並行して自分の内面世界を充実させていくトレーニングもなべて行おうかなと。これに関してはエスキースやスケッチを重ねる際に、言語化した絵の目的や意図などを同時にまとめていく練習がよさそうです。

 

 とりあえずしばらくその形でやってみますかね。

 

 ではまた次回。