イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「ガン=ソニック」と「ゴールド=ウォルフ」

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■ガン=ソニック

 こんにちは。今日の一枚目は先日ご紹介したボードゲーム「ガンナガン」に影響されて描いたもの。ガンアクションを表現することを念頭に、ポージングを重視して挑みました。

 動きの表現としては大分いいものができた気がしますし、ガンナガンのキャラ「ヒバナ」さんをオマージュしたキャラデザもいいものになったように思います。特に今回、視線をカメラ目線でなく想定した敵に向ける形にしてみましたが、それがストーリー性を生むいい結果になっていますね。

 難をいうなら背景で、いつも通り漫然と描いてしまったために場面説明がかなり弱くなりました。せっかく世界観を重視したキャラを描いたわけですから、もっと具体的に戦いのステージを設定できるとよかったのかなと思います。

 

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■ゴールド=ウォルフ

 本日二枚目は、数か月前にやった同名のイラストのコンセプトを焼き直したものです。金色のサイボーグ狼、くらいのコンセプトから、ほぼ丸々練り直してみました。

 私の絵の中ではさほど目新しいものにはなっていないのですが、すべての要素が丁寧に描き込まれており一目完成度の高いものになったように思います。キャラクター性をもう少し出せればベターだった気がしますが、十分及第点と言えるかなと。

 ただ、ポージングにこだわるあまり、腰の可動域がまた若干不自然になりました。人間の腰は大体四十五度くらいしか回らないらしいので、こんなに可動はしないですね。

 

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■落書き

 

 さて、最近あまりにも調子がよく、正直仕事に行く時間が惜しすぎて、今日あたり今月いっぱいは休む事に決めました。仕事をしている間、特につらくもなくむしろ楽しいのですが、仕事のある日やその前日にどうしても憂鬱になります。

 特に現在の好調時、できれば一日中家にこもって絵を描き続けていたいという思いが抑えられなくなりました。とりあえず七月になったらある程度落ち着いているでしょうし、それからまた生活を組み直すことにして今月はある程度無茶をするつもりです。

 

 尚、先ほどまでバリバリ絵を描いていたのですが、自分が今描いているものがちゃんと認められるのは多分十年後くらいになってからなんだろうなと考えました。

 日本では、とにかく「他人と同じ」であることが尊ばれる社会通念があり、新しいものや人と違うものは基本として評価されません。私も絵を始めた当初から、「人と違う」せいでずいぶん低い評価を受けてきました。それら十年ほど前に描いたものを、最近「過去絵ですよ」と言ってツイッターに貼るとそれなりの評価がつく。

 どうやら私は、常におおよそ十年分くらい時代を先取りしたものを作っているようです。

 

 今描いているものも徐々に評価されるようにはなっていくのでしょうけれど、おそらく私は、そのころにはもうさらに時代の先を行くものに着手し始めているのでしょう。いたちごっこだなと。

 やはり、評価されたいと望むなら自分のやりたい表現をある程度かみ砕いて分かり易い表現にする必要があり、そのためには自分がやっている表現の「正体」を自分で自覚しておく必要があるのだと思います。自分の絵の魅力がどこにあり、何が強みと言えるのか。それはどうやれば周りに伝わるのか。

 

 しばらく考えていきたいですね。

 

 ではまた次回。