イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「ジャンヌ・ヴァルキリア」

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■ジャンヌ・ヴァルキリア

 こんにちは。今回の一枚は、久し振りにファンタジー方向に舵を切った物。こうしたナンチャッテ鎧とでもいうべきものは、数年前当時描いていた時には「こんな鎧は中世には無い。もっと資料を見ろ」としか言われなかったものですが、昨今普通にソシャゲなどで見られるようになった辺り、やはり私は時代を先取りし過ぎていたのでしょうね。

 まあそれはそれとして、出来としてはキャラメインを尽くしたかなり簡素な物になったなという感想です。キャラのシルエットとして翼を模した造形物を組み込んだのでそこそこなのですが、背景の旗のシルエットがその翼のシルエットを阻害してしまい、なんとも言えず悪く見える感。これなら旗はないほうが良かったかもしれません。

 

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■落書き

 

 さて、今朝がた、また徹夜で作業していた余波で、昔の事をつらつらっと思い返していました。その中で懐かしくなったのが「studio Odyssey」と題された創作集団様の事で。

 

 あの頃、私は中学生だったのですが、その頃触れたインターネット内でネット小説を読み漁るようになり、その内にその創作集団様のウェブサイトに出会ったのですね。

 メインコンテンツは小説と短編であり、また当時から集団の長である「しゃちょ」さんが読み物として「スタジオ日誌」を連載されていました。その中で触れた、数々の瑞々しい言葉たちに私は夢中になり、そして当時拙い言葉でファンレターならぬファンメールを送りつけたりしましたね。自分でも小説を書いてみようと思い立ったのも、そのしゃちょさんが執筆された読み物、「おはなしのつくりかた」というコンテンツに出会ったからだったりします。

 

 そこまで影響を受けていながら、この数年ご無沙汰していたのですが、思い出した経緯でウェブサイトを探すと今も全然現役で稼働されていまして。

 

www.studio-odyssey.net

 

 懐かしくなり、スタジオ日誌をくくっていた所、貼り付けられていたしゃちょさんのツイッターアカウントが目に留まりそのまま流れでフォローすると、フォローバックして頂く形となりました。それで今朝から興奮が止まないわけですが。

 

 しゃちょさんの事は、本当に好きなアイドルも芸能人すらいなかった自分にとって当時ヒーローのように目に映っており、そんな人が今自分とツイッターで繋がっているのだと思うと、もう。

 で、この数年で新しく出来たコンテンツだという「スケッチシリーズ」のご紹介をちょろっとさせて頂こうかと思います。

 

 先程上げたコンテンツ、しゃちょさんの「スタジオ日誌」内にて連載されている小話蒐、という位置付けのようなのですが、これ、一風変わった冒険譚に成っています。

 物語の主人公である「アルさん」始め冒険者の面々は、そのVRMMOをプレイするプレイヤー。そして、NPCでありAIであり、物語の先行き案内人となる「勇者ちゃん」と共にこの世界を巡る事になります。このMMO内では、原則として「勇者」と共に冒険を繰り広げる事がストーリー上必須となっており、メインプレイヤーであるアルさん以外の面々も他の勇者たちとラストまで冒険を尽くした「他の勇者にとっての」メインプレイヤーとなるようです。

 つまり、彼らは物語の結末を知っている。故に「ネタバレになるから」と口をつぐむ彼らなのですが、アルさんと勇者ちゃんと冒険するうちに、次第に気付く事になります。「アルさんのプレイしているこのストーリー」だけが、他の彼らが体験したストーリーと異なる事に。

 そうして次第に彼らにとって特別な存在になる勇者ちゃんと、その世界の行く末。やがてゲームの全てを巻き込む巨大な渦に発展していくその物語。

 「新感覚VRMMO譚」とでも銘打てばいいでしょうか。

 

 実際にどのような物に成っているかは、ぜひサイトまで行ってごらんに成ってみてください。小説そのものは会話文が主体になっているので、そんなに文章を読まないと言う方でも肩肘張らず楽しめる形になっていると思います。

 

 まあそんなわけで、今日も随分賑やかな一日でした。私もこの「スケッチシリーズ」に関しては一話を拝読した所なので、もうしばらくするめを噛み締めるように楽しませて頂こうと思っています。

 

 ではまた次回。