「門をくぐれば、もうそこは」
■門をくぐれば、もうそこは
こんばんは。今日の一枚はシチュエーションで見せるもの。日常と非日常からのノスタルジーを誘う、という狙いで言えば前回のものと意図が近いでしょうか。今回は割と、キャラと言うよりは景観を主体に作り込むべき題材であったかと思うのですが、その割にまた背景の作り込みが足りませんでしたね。
結果エフェクトでごまかす形になってしまい、そのやり方でもある程度の雰囲気は出ているものの、門の向こうの都市をもっと具体的に作りこめればより良くなったのは明白かなという所。
この所また背景を描くモチベーションが酷く低くなっていますね。キャラクターのほうが描き易い、というのは単に好みの問題であることから、特に良い悪いが言える要素でもないなとは思うものの、自分の「森羅万象を知る」という絵を描く目的からすればいただけないものです。おそらくまた視野狭窄に陥っており、キャラ以外に興味を持てなくなっているんだと思いますし。
■落書き
さりとて繰り返し描いているように、キャラ部分の描写は一定の水準に達してきたのかなと思っております。最近は自分でも描きたいものがある程度形になってきたことが実感できる事から、キャラを描いているときは比較的楽しい。
まあ、自分の場合最近もなにもなく、キャラだけ描いていれば良いというときは大体が楽しいのですけれども。
あえて苦痛を感じるようなモチーフを無理に描く必要があるのか、と言われればそこは首をかしげるところであり、やはりこのままキャラ描きとして自分を特化させていった方が、ストレスも少なく、自分の強みも人に伝わり易く、さらには上達に掛るコストも減ると思われる。
良い事づくめですね。
背景も描けた方が絵の幅が広がるのも自明ではあるものの、それほどカリカリやる必要があるのかと徐々に疑問に感じられてきました。実際、現在世の中で活躍している絵描き様には、基本キャラしか描きませんよと言う人も数多くいる。そういう人達は背景を描きたくないからというよりは、キャラを描いている方が自分の強みが生かせると解っているからそうしているわけで、ならば自分が同じようにキャラに特化していくことにも何の問題もないように思える。
まあなんというか、私が背景に拘ってるのって単に、昔から身近な絵描き様たちが「背景描かなきゃ、描かなきゃ」って言い続けてるのに感化されてるだけなんですよね、おそらく。
ここまでそれなりに描けるようになった背景は、まあ手持ちのカードとして一応保持しつつ、これからはキャラ主体で攻めるのが正攻法化もしれません。キャラ主体で見せるうえでの背景とがっちり描き込むタイプの風景とは、また鍛える部位が全然違うので、目的をはっきり持っておくのは良い事だと思えます。
というわけで、とりあえずしばらくはキャラ描きとしてやっていくことにしますかね。
そうと決まれば特化するキャラの描写をより詰める事が肝要ですね。ギアを入れ直していきましょう。
ではまた次回。