イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

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 こんにちは。今日はお絵描きをサボろうと思います。この一か月以上毎日一定量以上を描いてきましたが、徐々に擦り切れてくるというか、創作のモチベーションやアイディアが削れてくる感じで、どうやら一週間か二週間に一日くらいは休んだほうが良さそうだなと感じました。

 その日は今までに学んだことを反芻して振り返る日にしたいと思います。というわけでこちらにも振り返りの記録をつけていきます。

 

 

■この間絵に試みたあれこれについて

 

 この一か月間で絵に取り入れたのは、「顔の作画の変更」と「等身の変更」、および「背景作画の強化」と「ライティングの精査」でした。

 特に五月末から六月前半は非常に調子よくバリバリ描けたという事で、久々にブレイクスルーが多数押し寄せましたね。

 

 これらの事から鑑みるに、やはり絵の成長グラフとは階段状であり、しばらく上達の見えない時期が続いた後に一気に伸びる、という形を繰り返すものであるようです。その際、目の解像度も一気に向上する。

 自分の場合この上達の見えない時期はおおよそ数か月から半年近く続くものであるらしく、その間は基本的にひたすら我慢の日々になることがわかりました。

 

 自分の中でこの停滞期のモチベーション維持がまず最も優先すべき課題であると言えますね。私は日常生活で受けた刺激をすべてインプットしてそれをもとに出力するタイプの創作家ですが、ゆえに日常生活が貧しくなると圧倒的に創造力が落ちる。この一か月強の後半はほとんど外出もせずにひたすら絵を描き続けていましたが、そうした形にすると徐々にインプットが足りなくなります。

 現代ではネットである程度様々な体験をすることが可能なので、そうした機会をどん欲につかみ取っていく必要があるなと感じました。

 

 

■絵以外のあれこれ

 

 この一か月強の間、思い立ってツイッターのアカウントを作り直したり、これも思い立って仕事を一か月間休んだり、またその関係で生活リズムが多少変わったりしました。

 

 大きかったこととして、その間全く寝込まなかったことがあります。おそらく仕事や通院のストレスからフリーになることである程度無理が効いたのだと思いますが、であればストレスケアをしてやることが自分の健全な生活の第一歩でしょう。

 ツイッターのアカウントを削除したこともストレスケアの一部になったのでしょうが、反面先ほど描いたようなネットで受ける刺激という点では激減しましたね。

 

 質のいい刺激を多数受けられる場所をネットの中に確保しておくこと。そのうえでストレスケアをすること。この二点がとりあえずこれからの生活の課題でしょう。

 その一環として、この間ツイート数自体を抑制しており、特に自分が嫌な思いをしたことについてはつぶやきもブログなどへの書き込みもなるべく控えていました。この試みの努力がある程度実ったと言え、自分の中で嫌な思いを反芻しないことが自分のストレスケアの上で一つ重要な事のようです。

 

 

■この間見聞きした作品

 

 この間はやはり、「映画大好きポンポさん」の単行本に出会ったことが大きかったですね。この作品は決して作画が優れているとは言えませんし、なおかつ漫画的な符号についてもかなり未熟なのですが(そもそも作者様が漫画を中心に活動しているわけではないっぽい)、それでも面白い。テーマとその中で表現したいものがしっかりしている作品は、体裁に依らず面白いのだと思います。

 

 また、この間自分の蔵書の中から「黒子のバスケ」と「進撃の巨人」を読み返していました。どちらもアニメ化までいった大ヒット作という事で、何よりも両者に共通する特徴として、起承転結の流れの作り方が秀逸であったなと。盛り上げるところはガンガン盛り上げる。流すべきところの流れは潔く、不必要な感情表現であったり余剰なシーンはすっぱり削る。

 こうした「無駄を削りスタイルを上げる」手法に関しては絵にも取り入れられる部分があるなと感じました。

 

 

■その他

 

 最近ちょくちょくスケッチや模写をしていますが、この練習は変わらず有意義であり、また筆休めとしてもちょうどいいなという感想でした。

 この数か月で「自分の」表現の限界を思い知ったので、なるべくコンスタントに人様の作品から学ぶ姿勢を大切にしたいですね。

 

 

 というわけで、今回は長期間の振り返りとなり大分長くなりましたが、おおむねこれくらいの反省を毎回休養時にやっていこうと思います。

 尚、昨日は仕事復帰初日でしたが、周りが私が久しぶりに顔を出したという事で硬かったものの、私がある程度スムーズに受け答えをしているうちにいつものペースとなり、自分自身やはりここは居心地がいいなと感じました。こうして対人で刺激を受けることは絵に対してもプラスとなるでしょうし、やはりしばらくはこの職場で働くのが良さそうです。

 

 ではまた次回。