経過とショートショート
こんばんは。
■経過
前回のラフに色を乗せました。今回の意図は、ライト部分を縮小したときの立体感の映え方を研究する事にあります。光源を胸から顔までの辺りで限定させて、全体の立体感の付け方を見てみるつもり。そもそも自分は影と陰の使い分けの意識が大変弱いので、そこら辺の研究が出来ればいいなと思っております。
■今日の立ち絵-剣士絵五体目
あと、またショートショートを書きました。今回は3800字程度。
さて、最近絵描きの間でちょっとだけ話題になっている漫画作品に、「僕のヒーローアカデミア」というものがあるのですが、先日知り合いの絵描き様に勧められて読み始めて甚く感動いたしました。
――ほとんどの人類が特殊能力を使えるようになり、それが「個性」と呼ばれるようになって早数十年、「ヒーロー」という誰もが憧れた職業が本当に職種として成立する世の中になっていた。そんな中、まったく個性に恵まれなかった主人公、出久は、それでもヒーローへの夢をあきらめきれず有名なヒーロー選抜の進学校への進学を決める。街には凶悪な個性を持った敵(ヴィラン)が出現し、ついにあのナンバー1ヒーロー、オールマイトが動き出す。
的な話です。
話の筋としては単純な、学園ヒーローもの、という事で、さほど目新しい設定があるわけでも無く、話のアイディアや雰囲気としてもむしろ懐かしい印象を強く受ける作品なのですが、それが良いのですよね。私たちの世代は、さとり世代に入る前のいわゆるゆとりで、何かと「最近の若者は」って言われて育ちました。価値観の大きく変わる転換期においてただ確かだったのは、夢を見る自分の気持ちやその時々での高揚感だけだった。
たくさんの刹那的な大人を生み出してしまった私達ゆとりが、唯一希望としていたのが、このヒーローアカデミアで取り上げられているような「特別な人間になりたい」という思いであったように感じます。
ヒーローになりたい。誰かの役に立てる、誰かを守れる人間になりたい。その気持ちだけでどんな無茶も出来てしまう主人公。己が傷つくことも厭わない。まさに、そういう人間に憧れて育った私達。この作品はそんな私達へのオマージュなのでしょう。
今のところ六巻まで発売されていて、近々七巻も出るのですが、四月からアニメ化が決まっているようなのでよろしければ手に取ってみてくださいませ。アニメPVも貼っておきますので、参考程度にどうぞ。
今日から二月ですね。また次回くらいのタイミングで、今月の目標の設定し直しと先月の反省をしたい所です。
ではまた次回。