諸々経過
こんばんは。
■経過1
■経過2
■ラフ
経過1に関しては先日、ここからもう整えて完成と言っていたものですが、もう少し人物中心に情報量を上げてみようかなと思っております。
経過2とラフについてはいつも通り。
■デッサン十六日目
まだタッチの付け方に難があり、形態が歪むのですが、そろそろもう少し複雑なモチーフに挑戦して行くべきかなと思えてきました。いつも部屋にあるものを適当に選んで描くので、自分の実力に適したモチーフと言うのが良く分からないのですが…。差し当たって、単純な円柱や直方体でない物も描いてみようかなと。
さて、先日ちらりと「バクマン。」を流行に流されて読み始めた、と申しましたが、昨日最終巻(20巻)まで読み終えました。その読後感を少し語ってみます。ネタバレは極力致しませんが、これから原作や映画を見る人はご注意を。
本作は中学生の高木秋人が同級生の真城最高を漫画の道に誘う所から始まります。そこからやや強引に真城と、同じく同級生の亜豆との許嫁の話に持っていくのですが…。
正直、自分はこの連載の話を聞いた時、なんで?と思いました。本作の原作者、大場つぐみと、作画の小畑健と言えば、デスノートで莫大な人気を博した作家コンビ。そして、そのデスノは、個人的な事情を言えば私が文章創作の道から絵の道に本格的に転向するきっかけになった作品です。
当時、デスノのビジュアルを見た私は物凄く衝撃を受けた。それまで漫画と言えばドラえもんくらいしか知らなかった私が、妹に借りてほぼはじめて読んだストーリー漫画でした。こんなものを作る人達が居るのか! と感動した。小畑先生の画集を買って、そこでも感動した。小畑先生の絵に心底惚れました。だから、私にとって絵の世界に本格的に入る決意をしたきっかけの作家が小畑先生だったのです。
だから、バクマン。の構想を聞いた時には「あなた達のような人がなぜこんな題材の漫画を?」という思いのほうが大きかった。その為になんとなく気落ちしてしまって読めないで居たのですが。
最近バクマン。映画化に伴い、たくさんのレビューを目にしました。「エンターテイメントとして最高」という評価が多かった。それで自分も読んでみて、改めて思いました。このお二人は凄い。
秋人と最高がお互いにシュージン、サイコ―、とあだ名で呼びあいながら、なんだかんだ良いコンビになり互いの無二の理解者になって行くところ。初めてついた担当服部さんが、彼らに目を掛け次第に大きな存在となって行くところ。つかず離れず、絶妙な距離感で二人を支える亜豆と、その友人見吉。そして現れる絶対的な天才でありライバル、新妻エイジ。
何もかもが熱くて、最近沈みがちなときにこの漫画のページを開くと、いつも励まされました。もちろん「エンターテイメント」です。出来過ぎているし、こんな虫の良い話は現実には無い。
それでも、彼らの才能と努力に魅せられた自分がいた。彼らとはサイコ―とシュージンであり、そしてこの漫画を描き上げた両先生です。
私の憧れで居続けてくれて本当にありがとう。
自分がどうなって行くか、正直不安な毎日ですが、それでも数年後、今の自分を振り返って成長したなと思えるようにありたい、と、バクマン。を読み終えて強く思いました。
そんな感じの恥ずかしい語りで締めてみます。また次回。