キャラ作成手順その3とその4
おはようございます。今日でいよいよ三月も終わりです。今年明けた時から描いたものをまた数えて観ましたら、ほとんどが立ち絵であったものの、百四十枚ほどございました。一日一枚半ほどのペースで描いていることになるのでしょうか。大体目標とする自分の作業量が、一日に立ち絵一枚と一枚絵を少し進める、という程度なので、これは良いペースかもしれません。ただ、ここからクオリティを挙げて行かなければ安かろう悪かろうなものにしかならないわけですが…。
今日のご紹介は、投稿型ウェブサイト。
「うちの子まとめ」というイラスト投稿サイトです。まだβ版であるものの、どんどん機能が改良されて使いやすくなっている、画廊型のオリジナルキャラクター保存場所ですね。オリキャラの画像や設定、またそのオリキャラの属している話、世界観などの設定を記録しておけるほか、利用者同士で簡単な交流も出来る機能がございます。
今は若い利用者中心で、いまいち盛り上がりにも欠けるのですが、それでも一日数十という単位でキャラクターが投稿されているサイトとなっております。リンクも貼り易くなっているので、オリキャラ持ちの絵描き様は登録してみるのも良いかも。
さて、本日はキャラクター作成手順二本立てで参ります。そもそも天使悪魔シリーズが一段落した先日から、予定を前倒しして、四月のキャラデザシリーズである竜人シリーズを既に水面下で開始しておりました。しかしこれ、一体を考えるのが結構大変。人の姿と竜の姿両方をデザインする、というコンセプトに加え、題材に意外と自由度が無く、モチベーションとクオリティを上げ辛い状態です。
そこで、一体一体をなるべく細かくリテイク(焼き直し)して行く事にいたしました。
一体目。まず、何を置いてもコンセプトです。
・プレーン体(基準になる個体)
・元気はつらつ系の王道主人公キャラ
・旅人、もしくは冒険者的なモチーフ
・戦闘力などは低い
つまり、アニメやゲームなどの主人公キャラの初期状態的な感じですね。ここからどんどん身を削るような思いをして成長して行くわけです。この辺りからとりあえずひねり出してみました。
思ったよりも民族っぽい衣装になったほか、野暮ったい感じに。第一稿はまあこんなもんです。しかしこの案、友人達にことのほか評判が良く、では野暮ったさは解消するとしても大体このままの形で行こうかな、と考えました。
次に竜形態を考えます。竜形態もモンスターデザインの一環として考えているので、縛りやコンセプトがあったほうが面白い。そこで、人形態の時の特徴をある程度引き継がせることにしました。
うん…第一稿はまあ…こんな…もん…です…(瀕死。 ここで、自分にはドラゴンを描く技術がまるでないことが露呈してきました。これはマズイ。企画自体が破綻しかねない。とばかりも言っていられないので、とにかく反省です。
・人形態は詰め込み過ぎ。布地の重なりや構造が特に分かり辛いので整理する
・竜形態は簡素過ぎ。もっとディテールを増やしてゴツイ感じを出す
・背景はしんどいので以後省いて行こう
こんな感じです。さて、第二稿。
この稿で大体決定稿とすることに致しました。ここでまた例の友人に頼んで「テシン・クエトラ」という名前を付けて貰ったよ。いつもありがとうございます! 竜人シリーズでは竜族に纏わる設定も考えて行こうと思うので、それを次に箇条書きにしてみます。
・テシンは竜と人のハーフであり、ピースホーン種と呼ばれる牙が発達して角状に突き出している希少種。
・ハーフの竜は腕力、魔力とも竜の平均に劣り、竜形態時の鱗から衣装を生成するという魔術が使えないため、人形態時の衣装がある程度竜形態にも受け継がれる。
・ホーン種(ピースホーン種含む)の苗字には最後に「トラ」がつく。※名前を考えてくれた友人のアイディア。
ここまでで俄かに自分の中で竜人フィーバーが吹き荒れ始めました。やっぱり人様に設定を考えて頂けるとやる気が五割増しです。そんなところから、二体目の構想に入ります。
・竜族にバリエーションを持たせるため、色んな種族を考える
・今回は角が大きいという種族にする
これをもとにとりあえずキャラを起こします。
やはり野暮ったい。おまけにコンセプトを禄に練らなかったので、なにやら訳の分からないキャラになってしまいました。ただ、方向性は良いかなと思ったので、コンセプトを追加して練り直しです。
・角が大きい種族なので、なんか偉い感じにする。
・テシンが結構青年な感じなので、バリエーションを持たせるために少年にする。
・同じくテシンが主人公ポジションなので、ボスキャラ位置に。
少年でボスキャラって燃えませんか。そんな感じで第二稿。
コンセプトはそれなりに成功しています。この方向性で行く事にして、竜形態も含めた第三稿です。
やはり友人に着けて貰った名前は「エスタ・R・イロトラ」。
・彼は角の大きい種族、ホーン種(なので彼も苗字の最後に「トラ」がつく)。竜族は角に魔力を溜め込むため、角が大きいほど格が高い。
・エスタは一般的な竜の三百倍からの魔力を有する竜族の長。通称「星の王」。王族はミドルネームにR(レイ)を名乗り、このレイと言う名を知られると魔力を掌握されて弱体化してしまう。レイを知った相手は、レイの魔力を自由に使うことが出来る※これも友人のアイディア。
こんな感じです。なかなか楽しく成って参りまして、竜人形態(竜と人の間くらいの形態)も作ってみようかなーなどと考えております。さて、次回はようやく天使悪魔シリーズの連作を載せられそうです。では、また次回。