イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「煉獄烏」とメイキング

f:id:yamadauta:20171111074808j:plain■煉獄烏

 

 おはようございます。恒例の製作とメイキングです。

 

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1.大ラフ

 今回も先日までの自分の絵の再興の際描いた一枚になります。一応これで最後ですね。今回も造型的に面白いものにしようと、クリーチャーを構想してみました。

 

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2.詳細ラフ

 割と色んな部分を手癖でデザインしていますが、造型的には面白いものとなっているような気が致します。抽象性はどうしようもないですが…。やはり、形状的な個性と具体性は両立するのが難しい様です。

 

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3.塗り込み

 割と今回は、背景の炎の色を反映して然程色彩的に幅の無い画面作りをしています。これはこれで表現として面白いかなと。

 

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4.仕上げ

 この段階ででっさん崩れ等色々直したのですが、その過程で女性の右腕の構造がよく分からなくなってしまいました。結果、骨折しているように見えますね。細かなシワやアウトライン一つで今まで正しく見えていたデッサンが崩れたりするのが難しいです。

 

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5.完成

 

 今回は、モチーフにしてもイラストの雰囲気にしても、割と人を選ぶ一枚になったように思います。一定の魅力は出せていると自己診断しており、その点でいつも通り程度の評価は頂けたのですが、題材的に、もっと面白い造型や構成があったのではないかなと。もちろんそれらはカテゴリ分けも追いつかないほど膨大なパターンが存在するので、その中から「最善」を選ぶのは容易では無いと思いますが、少なくとも無難過ぎる所に収まらない気概と最低限の分かり易さは欲しいですね。

 

 さて、予定通り一週間に一回ペースになりましたが、ブロソンのブログを更新致しました。

createteam.hatenadiary.jp

 昨日書いた件に関しては、該当メンバーと少しツイッターのDMで話したのですが、双方に言い分があり、また夕橙様が仰っていたように認識の違いが在った事が解りました。若干上から目線になっていた自分を反省するとともに、もう少し風通しのいい組織にして行く必要があるなと。頑張って行きます。

 

 ではまた次回。

落書きキャラデザ機構都市再編2

 おはようございます。新しいキャラデザシリーズ二回目です。

 

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■3.占い屋、宇宙堂の若店主

 

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■4.野良殺し屋の孤児少女

 

 今回は、開始から間もないにも関わらず二体とも割かし評価が落ち込みました。特に孤児少女はなかなか軽視できないくらい低い票数となり、シリーズ存続に若干不安が出てきましたね。

 孤児少女に関しては、今まで仕上げの際、加工でコントラストを大きく弄ってきた行程を飛ばして、地塗りのみのまま公開してみたのですが、やはりその点が不評だったのかなと。自分では加工によって薄れてしまう細かな色合いやタッチの風合いが生きてきて悪く無いなと思っているのですが、やはり描き手の認識と受け手の認識はある程度異なるようです。

 また、ここにきて、様々な絵柄の資料を複合して参照するようになったせいか、若干絵柄にブレが出始めて来ました。絶対に定めなければいけない要素ではないものの、割と新章、続章辺りの絵柄は安定しており、それが評価に結び付いたのかなとも思っているので、なるべく一定の絵柄で行きたいところです。

 

 さて、とりあえず明日はブロソンのブログ更新予定日なのですが、集団の舵を取っている人間として、メンバーの一人の行動がちょっと気に掛かって来ました。感情や情動に任せた行動が多いと言うか、スタンドプレイが目立つというか。

 組織の理念が「全員が違う方向を向いていながらも並び立つ」であるため、今まで特に注意はしてこなかったのですが、あらかじめ決まっていたことを誰に断りも無く変更して実行されてしまったりするので若干困っております。とりあえずの処置は取っておくつもり。

 この所疲れている所にこれなので、正直精神的な疲弊が凄いですが、責任ある身として出来る限りの事はしたいなと。

 そんな感じで、また次回。

「逃亡の姫君」とメイキング

f:id:yamadauta:20171109052942j:plain■逃亡の姫君

 

 おはようございます。今回も恒例の製作とメイキングです。

 

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1.大ラフ

 今回の製作も、自分の絵を作ろうとしていた時期に描いたものになります。ただ、その試みもだいぶ大詰めを迎えており、造型などにある程度安定感が出ている気がしますね。

 

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2.詳細ラフ

 構造としてはでたらめなのですが、それでも一定の説得力のあるデザインに出来ているのではと思います。この段階ではまだ画面が全体的に暗いですね。

 

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3.塗り込み

 ディテールを彫り込みながら、背景の明度をちょこちょこ調節しています。一応、見せたい場所に視線が集中するような明度の段階を踏んでみました。

 

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4.仕上げ

 更に塗り込み、全体の色相の幅を広げるためにざっくりと薄く色を差しています。

 

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5.完成

 

 今回は、コンセプトが分かり易かったのと造型的に良いものが出来た為か、評価が非常に伸びまして、過去二番目くらいの所まで票数が付きました。まずぱっと見て状況の分かり易い画面になりましたし、それでいて造型的な見所やフェチポイントもしっかり含められたので、総じて完成度の高い出来になったのではないかなと。

 反省点も特になく、逆に言えばこれが現在の全力と言う事も出来そうです。それにしてはやはりクオリティが上がって行かない感じがどうしてもあるので、今後もコンスタントに製作を続けつつ研鑽して行きたい所。

 

 さて、昨日は十七時には気力が尽きて寝てしまい、昨晩は二十三時頃起床でした。いつもより二時間近く早く目覚めたことで、睡眠時間は比較的取れていたもののとにかく目覚めが悪く、またどうしようもない事をぐるぐる考えてしまいました。

 ただ、過去自分がされたことやしてきた人を恨んだところで、彼らに罰が下るわけでも過去が消えるわけでもなく、その上澱を吐き続ければ今度は自分が誰かの人生の足を引っ張る危険性すらある。どこかで過去は過去だと割り切って、今を幸せにする努力に切り替えて行かなくては。

 頭で分かっているほど簡単には気持ちも体も動いてくれませんけれどね。

 まあ、割と歳を取るにしたがって、落ち着きというか諦めが入って来た感じはあります。或いはあと十年ほど生きてみたら、案外色んなことが腑に落ちているのかもしれない。今はとりあえずあまり深く考え過ぎず、目の前の事を頑張りたいですね。

 ではまた次回。