イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

落書きキャラデザ機構都市再編1

 おはようございます。今日からまた資料を参照し、複合する技術の練習としての、キャラデザシリーズ「機構都市再編」を始めて行こうと思います。いつも通り一度に二体ずつくらいご紹介出来れば良いなと。

 

f:id:yamadauta:20171108045224j:plain

■1.廃屋荒らしの運び屋

f:id:yamadauta:20171108045228j:plain

■2.水源を守る修羅

 

 今回のシリーズでは先日の夕橙様のご意見を参考に、ある程度人物の置かれた状況や環境などを考慮してストーリー性を重視したヴィネット風キャラデザインにしております。

 やはりというか、初っ端の運び人からいきなり今までのキャラデザイラストの評価の最高値を更新する量のご評価を頂きまして、改めて自分の在り方は「商人」系なのだなと感じました。修羅も、運び人と比べれば若干数値は落ちた物の高い評価を戴きまして、これは夕橙様が仰るように、世界観の内容さえしっかり示せば私のやりたかった事も評価されるのだなという実証になりましたね。

 反省点としては、二体ともどうも人体が不安定な点、ディテールが説明しきれていない点、クオリティとしてキャラデザ新章や続章に及んでいない点などが挙げられます。実は最近若干疲れて来ておりまして…またこれは後述しますが、しっかりしないとですね。

 

 

 さて、そんなわけでここからは愚痴です。

 

 最近、自分は評価を得るために絵を描いて行くんだ、という部分がはっきりし、そのせいか以前に比べコメントなどで絵やキャラを褒めて頂けることが徐々に増えて来ました。大変嬉しいですし、今まで自分がやって来た事も無為には成らなかったのだなと胸をなでおろす思いです。

 ただ、時折「これ以上評価を得て、それがどうしたと言うんだ」という魔がさす。

 

 現在、大体製作の一枚絵に入る評価は四十~五十辺りが平均で、RTも十行くか行かないかです。最高でもRTは二十を超えたことがなく、イイネも八十辺りが限度。今私をフォローして下さっている方が四百五十人ほどなので、大体十人に一人くらいしか私の絵を評価して下さっていない計算になる。

 しかも、その四百五十人は、一応は私の絵に興味を持ち関係を持ち続けたいと考えていて下さるだろう方達です。もし、私にも、絵そのものにも興味が無い人の間に私の絵を置いたところで、百人に一人程度も見向きされないのは明らか。

 

 でも、と思うんです。将来的に百人、千人に評価されるような絵描きに成れたとして、それがどうしたと言うんだろう。世の中には六十億人から人が居ます。そのすべての人に評価される絵などあり得ない以上、結局絵描きは孤独で居続けるしかないのではないかと。

 虚しいな、と、偶に思います。何時間も掛けて、実際には今までの十年以上の年月の全てを賭けて作品を作り出したところで、たかだかそれだけの人数にしか見て貰えない、イイと思って貰えない。絵描きと言う生き物は、一体何のために絵を描くのでしょうか。

 

 まあ、それでも絵を描くこと以上に楽しい事を私は知りませんし、これからも描いて行くのでしょうけれど…若干、疲れているんだと思います。つい、ネガティブな思想にまみれてしまいますね。

 

 いつも通り結論は出ませんが、また次回。

「竜巣」とメイキング

f:id:yamadauta:20171107052345j:plain■竜巣

 

 おはようございます。定期の製作とメイキングです。

 

f:id:yamadauta:20171027110418j:plain

1.大ラフ

 今回の一枚は、先日「昔の絵の再興」を図っていた時に描いた習作になります。よって今回も資料などを使用していません。ラフの感じでは概ね良い感じのデザイン、構成になっている気がしますが、やはり説明不足感は否めませんね。

 

f:id:yamadauta:20171027130949j:plain

2.詳細ラフ

 当時、びっぐさきより、「印象派風の豊かな色彩」「抽象的に成っても良いので思い切った造型」の二点を特に理想として挙げられていたので、それを基に絵を作ろうとしておりました。

 

f:id:yamadauta:20171027155955j:plain

3.塗り込み、仕上げ

 ディテールを彫り込んでいます。やはり、無節操に色を置き過ぎたためにディテールの造りが不完全になっている場所が散見されます。

 

f:id:yamadauta:20171107052345j:plain

4.完成

 

 今回は、とにかく豊かな色相と造型を目指して描きましたが、根本的にそれらを見栄えのするものに仕立てる力が足りなかったために、何かと中途半端な出来になりました。評価としても、この所の製作の中では取り立てて落ち窪みましたね。若干加工で誤魔化そうともしてみたのですが、それも逆効果だった感。

 この一枚はとにかく、人物の造型が不自然、ディテールをしっかり起こさないと抽象画のような人を選ぶものになる、どこにその絵の一番の魅力を持ってくるかもっと考えるべき、アイレベルの設定が相変わらず曖昧、など、様々な問題を孕んだイラストに成りました。不作ではありますが、考えさせられる部分は多かったですね。

 

 さて、昨日からとりあえず少しずつ体力が戻ってきたと言う事で、落書きキャラデザ含む製作を少しずつ取り戻しつつペースを作っております。

 やはりというか、現状一日に描けるのは一枚+α程度で、それ以上をやってしまうと後々しわ寄せが来ると言うのが今回よく分かりました。これは単純に体力を付ければ良いという問題では無く、モチベーションや精神的な負荷等も考慮した絶対の安全策ですね。そろそろ日常生活のレベルを、職探しに向けてもう一段階進めようと思っておりますが、それも慎重にやって行きたいものです。

 ではまた次回。

落書きキャラデザ断章4、完結

 おはようございます。今回でとりあえず打ち切りとなるキャラデザ断章四回目です。

 

f:id:yamadauta:20171106054523j:plain

■7、貴啓

 

f:id:yamadauta:20171106054644j:plain

■灼偶

 

 今回は、貴啓には割りかし高い評価を戴けたものの、灼偶ではやはりRTもイイネもガクッと落ち込みました。一つに、自分の持てる魅力の引き出し(女の子のお腹の表現や、色使いなど)を有効に使って行けたかどうかという部分も関係しているのでしょうし、それだけに今まで積み上げてきた魅力を封殺して過去に拘るような今回の企画そのものに旨味が無かったと言えるかなと思います。

 

 これで、かねてより決めていたように過去の自分への挑戦は一旦終わりですが、モンスターなどの造型や今回の貴啓のような表現は割と使える手だと思うので、パーツの引き出しを更に広げる上でも決して無駄なばかりでは無かったなと。

 今企画に際し、ずっと冷静な見地から応援や激励の言葉を掛け続けて下さった夕橙様はじめ皆様に、改めてお礼申し上げます。

 

 さて、もう土曜の事になりますが、ブロソンのブログを更新致しました。

createteam.hatenadiary.jp

 いよいよ仮想ゲーム内で動かすキャラクター作りが徐々に始まっております。ただ、ここにきてフリーランスのびっぐさきにさらに新しい仕事が舞い込み、椹木のほうは今月一杯は資格の試験勉強に追われそうとの事で、なかなか活動が先に進んで行かない状態になっております。今後、しばらくはブログ更新も一週間に一回以下に頻度を落とさざるをえないかなと。ただ、何らかの形で活動の報告はして行ければと思っております。

 

 尚、私の方は、先月末に冒頭の件で色々と心労が溜まったり、一日に三枚も四枚も描くような状況が再来したと言う事で、現在若干小康状態です。気力を取り戻せるまでは、落書きキャラデザを細々と続ける程度が私も限度かなと。

 色々と停滞の様相を呈してきましたが、その中で出来る事を粛々とやって行きたいですね。

 ではまた次回。