イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「逃亡の姫君」とメイキング

f:id:yamadauta:20171109052942j:plain■逃亡の姫君

 

 おはようございます。今回も恒例の製作とメイキングです。

 

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1.大ラフ

 今回の製作も、自分の絵を作ろうとしていた時期に描いたものになります。ただ、その試みもだいぶ大詰めを迎えており、造型などにある程度安定感が出ている気がしますね。

 

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2.詳細ラフ

 構造としてはでたらめなのですが、それでも一定の説得力のあるデザインに出来ているのではと思います。この段階ではまだ画面が全体的に暗いですね。

 

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3.塗り込み

 ディテールを彫り込みながら、背景の明度をちょこちょこ調節しています。一応、見せたい場所に視線が集中するような明度の段階を踏んでみました。

 

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4.仕上げ

 更に塗り込み、全体の色相の幅を広げるためにざっくりと薄く色を差しています。

 

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5.完成

 

 今回は、コンセプトが分かり易かったのと造型的に良いものが出来た為か、評価が非常に伸びまして、過去二番目くらいの所まで票数が付きました。まずぱっと見て状況の分かり易い画面になりましたし、それでいて造型的な見所やフェチポイントもしっかり含められたので、総じて完成度の高い出来になったのではないかなと。

 反省点も特になく、逆に言えばこれが現在の全力と言う事も出来そうです。それにしてはやはりクオリティが上がって行かない感じがどうしてもあるので、今後もコンスタントに製作を続けつつ研鑽して行きたい所。

 

 さて、昨日は十七時には気力が尽きて寝てしまい、昨晩は二十三時頃起床でした。いつもより二時間近く早く目覚めたことで、睡眠時間は比較的取れていたもののとにかく目覚めが悪く、またどうしようもない事をぐるぐる考えてしまいました。

 ただ、過去自分がされたことやしてきた人を恨んだところで、彼らに罰が下るわけでも過去が消えるわけでもなく、その上澱を吐き続ければ今度は自分が誰かの人生の足を引っ張る危険性すらある。どこかで過去は過去だと割り切って、今を幸せにする努力に切り替えて行かなくては。

 頭で分かっているほど簡単には気持ちも体も動いてくれませんけれどね。

 まあ、割と歳を取るにしたがって、落ち着きというか諦めが入って来た感じはあります。或いはあと十年ほど生きてみたら、案外色んなことが腑に落ちているのかもしれない。今はとりあえずあまり深く考え過ぎず、目の前の事を頑張りたいですね。

 ではまた次回。