イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

企画コンセプト61と「巨岩王」完成

 こんにちは。久し振りに連続更新できました、企画コンセプトです。

 

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・HartsMaterial キャラ草案26-2 皇帝側室。側室には各巨大企業や官僚、大臣の娘などが主に召し上げられるものの、タダ飯を食わせる余裕はないとして側室となった後も世界庁の使い走りに回されることが多い。皇帝の血筋としても扱われず、奴隷の如く扱いである。それでも暮らしは一般民より裕福。

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・HartsMaterial イメージスケッチ26-2 中級民居住区。下級民居住区と同じく、一軒家と集合住宅が存在し、住民はそのどちらかを選択できるが、選択時の手続きの利便性や住宅の規模は下級民のそれと比べて格段に上がっている。尚上級民以上はオフィス街に住まっている為、住まいのレベルが違う。

 

 

 企画リメイクも残り少しと言う段階で、ようやく何かがつかめ始めている感じがあります。ただ、今見るとやはり二枚とも筆致がまだまだ少ないですね。特にコンセプトアートのほうは、ある程度オリジナルのデザインで組んだためか草案よりかなり劣る仕上がりになってしまいました。背景をゼロから考える、というのは、やはりまだ自分にはハードルが高いなと。

 

 

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■巨岩王

 

 製作を完成に致しました。この所、ある程度塗り終わった所でレイヤー分けした要素の明度や彩度を弄って調整するようになったのですが、それがかなりの成果を上げている反面まだ正解を見つけるまでには至っていないかなと言う感じ。

 特に今回の製作であれば、モンスターも人物ももっとコントラストを高めて、特にモンスターは存在感を、人物は逆光感を出したほうが良かったように思います。まだまだ詰められる部分も多いですしね。

 

 

 さて、先日病院に出向いた際、ある職員様より、「そういえば最近絵は描いてないの?」と言われ、結果タブレットに保存しておいた絵を見せる流れになりました。普段からリアクションの大きい人柄の職員様なのですが、割と始終神妙な様子でご覧くださり、これは期待を裏切ったかな?と。

 特に先日の「宮廷の騎士」に関しては褒めて下さったのですが、他の絵に関してはほぼノーコメントと言う感じでした。

 

 やはりというか、最近良い物が描けていなかったのかな、と。

 今年に入ってからオーバーレイでの加工を禁じて来た事と、あまり派手な構図を選んでこなかった事。何より、意欲の減退などにより一枚になかなか注力できていなかった事。

 そこら辺をその職員様に見抜かれた気がしました。

 

 実際、仕上がりの振れ幅は安定するようになって来たものの、絵に対する熱量と言う点では現時点でも下降を続けているし、面白い造型も出来なくなって来た気がする。安定性と引き換えに、一般にも感じて頂けるような「面白さ」「目新しさ」が欠如しつつあるのかなと。

 

 ただ、年齢的に今が基礎を学ぶ最後の機会で在ると思っており、現時点で好きな物ばかり描いていたら確実に数年後にはただの落書きおじさんに成っていると思うんですよね。即物的に快楽を求めていく時期も必要でしょうが、今はただ堅実に積んで行くべき時期なのかなと。

 結果が出るのが何年後かは分かりませんが。

 

 そんな感じで、また次回。