イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「醜い従者」

f:id:yamadauta:20160729021724j:plain

■「醜い従者」

 

 こんばんは。今回からまたリメイクに戻って行きます。下の2013年作のリメイクでした。

f:id:yamadauta:20160731035535j:plain

 この一枚、リメイク前のもののほうがツイッターでの評価が相対的に高くなりました。この所気張って絵を上げ過ぎていると言う事も関係しているのでしょうけれど、やはり情報量という点と作風の機微などから、昔の作風のほうが優れていると判断されているようです。

 自分でも今回、要素がやや右に依り過ぎた点、主人の剣の位置が手の動きを考えると不自然に成っている点など、幾つか失敗箇所は見いだせるのですが、より根本的に昔の絵のほうが魅力があったという事なのかなと思います。基礎画力だけで測れるのがイラストでは無いんだな、と。

 差し当たって、強い色をもう少し積極的に使っていくことと、とにかくキャラとしての魅力を高める事を心掛けたいですね。魅力で言うなら、具体的には顔の造型や表情、ポーズの自然さ、衣装の説得力など。なかなか実質的な数値で測り辛い領域になって来ますが、それだけに自分が等閑にしてきた要素達でもあるので、ここらでしっかり取り組んでおきたいですね。

 

 

f:id:yamadauta:20160729021639j:plain

■立ち絵-グリム

 

 ずっと自分の方向性を探って来て、前回の記事に夕橙様より色んな絵柄が描けると良いのではないかというご意見も頂いたのですが、どうやら自分の場合ファンタジーやフィクションに寄せすぎると説得力を欠いたものになり易く失敗しやすいのかなという目算が立ちつつあります。SF、もしくはファンタジーでもより現実にありそうな表現を主体にしていくのが望ましいのかな、と。奇抜なデザインは自分の武器だと思ってきたのですが、そろそろ転向したほうが良さそうです。

 よりリアリティのある表現、ライティング、デザイン、世界観、などを一度自分の作品世界として構築してみるのも良いかもしれないなと。しばらくはそんな所を念頭に置きながらやって行こうかなと思っております。

 ではまた次回。