イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「黄龍と少女」完成と霧双一

 おはようございます。また一週間が始まりました。今日は私もリハビリに出掛けようと思っており、やや予定の詰まった日になりそうです。とは言え一年中休みか仕事中か分からないような現在、リハビリのように何か用事があるとメリハリがついて身が締まりますね。

 さて、昨日の記事に載せたラフなのですが、昨日と昨晩、やけに調子よく筆が進み、もう完成してしまいました。こちら。

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 黄龍がなかなかカッコいい感じになってくれたので気に入っております。ただ、背景の雲や木々に関してはまだまだリアリティが足りませんね。こうした副次的な要素もしっかり描けるよう、研究して行きたいです。

 

 そんなわけで、新しい一枚絵に取り掛かろうと思います。次は「霧双」。霧の中に立ちすくむモンスターと戦士、的なイメージです。

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 またラフから始めます。結構しっかりイメージが出来ているように見えるのですが、戦士の鎧のデザインがどうにも気に入らないので結構大きく直す予定。背後のモンスターはとりあえずこの路線のままで行こうかな。

 

 ラフという物に関して少し。

 一般に絵描きが「ラフ」というときには、大体が線で簡単にアタリをとっただけのものを指すことが多いのですが、私達厚塗りメインの絵描きはあまりしっかりアタリや線画を描きません。大概カンバスに直に色を置きながら形を決めて行く、という描き方をします。

 そのためデジタルイラストの要であるレイヤーなどもほぼ使わないことが多く、私自身も、使うレイヤーは本体と加工用のオーバーレイレイヤーの二枚のみ、ということがほとんどです。

 そういった絵描きは大抵上のようにある程度イメージが固まった状態を「ラフ」とすることが多いですね。お仕事などで「ラフチェック」と呼ばれる担当様にラフを見せる工程があるのですが、その際私などはこれくらいの状態まで仕上げなければ見せる意味が無いので…。

 

 そういった経緯からも、現在ソシャゲやカードゲーム等に従事している絵描き様達は、厚塗りメインであってもラフや線画をしっかり描くように心がけていらっしゃる方が多いようです。そもそも下書きをどれだけしっかり組み立てるかで完成度が上がったりもするので、私自身ちょっと描き方を改めるべきなのかもしれません。

 

 では、また次回。