イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「吟遊詩人」

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■吟遊詩人

 こんにちは。今日の一枚も引き続き動物モチーフで描いたモノ。今回は「ケンタウロス」とし、それだけだとキャラクター性が弱く感じられたのでタイトル通りの「吟遊詩人」というコンセプトも付け加えました。結果、大分分かり易い良いモノが出来たかなと。

 今までは主に一つのコンセプトからキャラデザ等を組み立ててきましたが、補助的にもう一つくらいコンセプトを上げてそれらを掛け合わせる、と言うやり方はこれから私が規範にしていくべきものかもしれませんね。格段に方向性が分かり易くなるので。

 馬部分の後ろ足辺りのディテールが弱くなったのがとりあえずの反省点ですが、今回は弱点らしい弱点はほぼない仕上がりでした。その割に、やはり「アラクネ」と比べるとかなり出来が落ちて見えるのですが。

 

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■落書き

 

 さて、そんなわけで、なんとなく調子の悪い日々を過ごしております。昨日も書いたように身の回りに割と複数調子が悪そうにされている方がいるという事で、どうやら原因は気候、寒さにあるのかなとアタリを付けました。

 二月も後半ですし、今時期が季節風的に言えば一番寒さの堪える時期なのでしょう。「特に原因は無いがそういう時期なので調子を崩している」。

 とりあえずそうであることが分かった段階で、無理に立ち向かうとか無理やり元気を出すとかするよりは、無難に受け流す事を選ぶのが良いのかなと。

 

 尚、最近は先日から繰り返しているようにとりあえず絵を描き始める前にある程度構想を練る時間を作る、という事をルーティンに組み込んでいたのですが、それに加えて幾つか自分ルールを作って特にキャラデザインにバリエーションが出るように気を使っていました。もしくはその「縛り」が絵の楽しさを阻害していたかなと思い始めています。

 私にとってはある程度までの縛りは物事を楽しむためのスパイスになりえるのですが、この所それを余りにも強烈に、システマティックに自分に対して要求しすぎていたかなと。

 私は機械ではなく人間なので、いくら淡々とやる事に適性があるとは言っても元来努力に対する報酬がなければモチベは下がります。ならば、自力でその報酬を用意できるようにすることが必要であり(例えば外部からの評価や誉め言葉を報酬に設定すると先日のように調子が崩れるわけで)、その報酬の一つとして「絵そのものの楽しさ」を担保してやるべきなのでしょう。

 

 最近また「自分は絵で苦しまなければいけないんだ」という謎の義務感に囚われており、絵を楽しむことが出来ていませんでした。

 私がまずすべき事とは、自分は絵が好きで、絵を描いている時が一番楽しいのだ、という事を認める事、なのかもしれません。どうもそこで意地になっている気がするのですよね。

 

 ではまた次回。