イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「天国街、ツチノト立体交差区」

f:id:yamadauta:20211228141145j:plain

■天国街、ツチノト立体交差区

 こんにちは。今回の一枚は単発で偶にやる天国街シリーズ。今回は半年ほど前までやっていた、回廊状の構造物が縦横に走る、というシルエットでの街並みを、陰影までちゃんと表現した上で踏襲しました。またパースに若干難は見られるものの、面白い空間が出来ているかなと思います。

 反省点としてはこのシリーズをやると夕橙様に度々ツッコまれる、「天国」っぽいモチーフが今回も少なかった点ですね。天国を想起させる看板やら浮遊している天使やらを加えてやるだけでも多少世界観が分かり易くなったように思います。

 

f:id:yamadauta:20211228141155j:plain■落書き

 

f:id:yamadauta:20211228141204j:plain

■進捗

 先日、作業通話しませんかー、というお誘いを下さった方と通話していて、「時間を掛けて仕上げるのも大事ですよね」みたいなお話を伺ったので、これから月に一枚程度は十時間以上かけて仕上げるモノを積んでいこうと思っております。今までの長期制作を定期的にやる形ですね。というわけでまたこちらに経過を上げていきます。

 タイミング的にこの一枚が今年の総まとめともなるかなという見通し。

 

 さて、今回の落書きから、先日もちらっと書いたように新しい工程を組み込んでアイディア量の底上げをしております。

 今まではポージングを決めたら大体の構想を頭の中でまとめた上で絵を描き始めていたのですけれども、今回から構想も着想もなしにいきなりべちゃっと画面に筆を置き、そこからぐりぐりシルエットを膨らませる形で構想の基というか手助けとなるイメージを作るようにしております。

 偶発的な要素が加わるために表現意図としては若干曖昧になり、絵として大味になりがち、という欠点はあるのですが、何も思いつかない時にもとりあえず手を動かし始められるので、絵の描きだしのストレスをかなり減らせますね。弱点をある程度カバーしたうえで普段使い出来る方法にしていけると良いなと思っております。

 

 ではまた次回。