イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「渡烏、”漆黒”」

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■渡烏、「漆黒」

 こんにちは。今日の一枚は昨日からのシリーズもの。今回は渡烏(カラス)という題材でキャラクターを描いてみました。キャラクター単体であるためにそれなりのクオリティに達していますし、今回アイディアとして秀逸なものがいくつか出たためにそれを表現した仮面、翼、槍などのパーツが割かし面白いものになったかなと思います。

 アイディア量の多彩さは自分の昔からの武器であるかと思っていますが、この所それをしっかり形にするだけの表現力が身に付いてきたためにより具体的な形に着想を纏める事が出来、かなり良いモノが描けるようになってきた気が致します。アイディアというものはそれだけでは片方の車輪に過ぎず、対応するものとして表現力が一定のところに達していなければ持ち腐れとなってしまうものなのでしょうね。

 現在の自分の表現力も決して完全な物とは思えないですし、もしくはさらに鍛えていった先により豊かな表現が出来るようになって行くのかもしれません。

 

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■落書き

 

 さて、本日は通院日でした。

 友人が顔を出したのでちょこちょこ色んな話をしてきたのですが、その際「ブルーピリオド」を布教したところ、読む気になったようです。まあ今回も「アニメ化してるぜ」って言ってPVを見せた感じ簡単に転んだんですがね。奴は有名作家がコメントつけてたりアニメ化・映画化してるような有名作品しか読まないので。

 

 せっかくなので簡単にご説明しますと、ブルーピリオドは美術を題材にした少年漫画であり、主人公の「矢口八虎(やぐち やとら)」が美術というものに出会ってそれに苦しみ悩みながらも深く「描く事」にのめり込んでいく様を描いた作品です。

 彼はもともと勉強のできるヤンキーとしてふわふわとした生活を送っており、「美術」のみならず「絵」というものを最初はなめ腐っているのですが、高校のある課題で描いた一枚の絵をきっかけにそれらと真剣に向き合うようになって行きます。

 

 美術というものの明るい面、楽しい面をピックアップするだけではなく、それを続けていくことによる苦しさ、次第に重くなる筆、周囲の素晴らしい絵を描く人間に対する嫉妬など、様々な薄暗い感情をも丁寧に描いており、我々のように絵をライフワークとしている者だけでなく何かを一定以上頑張っている人間にとって非常に刺さる漫画となっております。

 

 アニメのPVを張り付けておくので、よければご覧になってみてください。

 

youtu.be

 

 アニメそのものは現在放映中なのですが、ネットフリックスなどで配信されているらしいです。

 

 ではまた次回。