イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「剣客稼業の午後」

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■剣客稼業の午後

 こんにちは。今回の一枚も過去作、「剣客の休日」の焼き直しです。前作の弱点であった街並みの情報量の精査を主に練り直しました。結果、大分イイ出来になったのではと思いますね。

 今回もキャラデザと背景に、「オフィススタイル」という共通のコンセプトを用いてデザインを行いましたが、それが全体に統一感を生んでおり見どころとしても分かり易いものとなったかなと。街並みの描写も大分適切な形に詰められており、背景だけで見せるほどの描き込みにはなっていないものの、キャラの副次的な要素として世界観を説明するためのものとしては一定のところに達したと言えそうです。

 ライティングにまだ若干ミスがあり気持ち悪いので、より厳密に詰めていけるようにしたいですね。

 

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■落書き

 

 さて、昨日は漫画「3月のライオン」の16巻を買ってきて、仕事に行く前の時間に読んでおりました。すると多幸感で胸がいっぱいになり、非常にこう今の自分の幸せを実感しましたね。

 常日頃は足りないものや持ち得ないものばかり数えて頭をキリキリさせているのですが、ちゃんと見つめ直してみれば私はなんと多くのものに恵まれていることでしょう。十分だ、と思う。これだけの人や物に恵まれている自分は、きっと十分に幸福なのだ。

 思えばこの感覚には覚えがあり、恋人と別れる前にも大体こんな風に満たされた気持ちで毎日を送っていました。別れる事になりずいぶん取り乱してしまったけれども、私はまたこの幸せな気持ちに戻ってくることが出来たんですね。

 

 当時は「幸せに慣らされてしまうと自分の武器である飢餓感が薄れて、絵が鈍ってしまうのではないか」と危惧していましたが、幸せな気分の時にはそういう時にしか描けない絵が描けるというのも解ってきた。

 きっとこのまま、幸せに浸り続けてもいいのだろうと思う。つかの間であっても、それは確かに自分が手繰り寄せた、勝ち取ったものなのだろうなと。

 

 ではまた次回。