イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「ヘヴィー・テイル」

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■ヘヴィー・テイル

 こんにちは。今日の一枚は体力のなかった時に漫然と描いたもの。先日の「グール・ブリーダー」に近い世界観で、とりあえず尻尾のある少女を描こう、くらいの構想から入りました。

 大体描けている気はしますが、やはりコンセプトを詰めないと大分茫洋として見える感じですね。キャラデザや背景から、ごみごみした近未来的な世界観がある程度読み取れるために、それほど悪い出来とは見えないのですが。落書きとして見るならアリ、くらいの一枚でしたね。

 

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■落書き

 

 さて、ようやく少し気力が戻ってきたので、この前の続きでも語ろうかと思うのですが。今のところまだ答えが出ていないのですよね。

 

 絵を描き始めた当時の自分のモチベーションとは、「自分は新しいモノを作れる」という確信めいた自負でした。その頃から発想力には自信があり、資料など見なくとも十分に先鋭的な、人には思いつかないようなキャラデザを出すことが出来た。

 とは言え時が経てばその能力にも時代が追いついてくるもので、現在に至ってはさほど「新しい」とは言えないキャラデザをしているのではと思います。

 つまり、これまでのモチベーションの保ち方ではここから先には進めないわけですね。

 

 当時描いていたものをまた数枚載せてみます。

 

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■過去絵1

 

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■過去絵2

 

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■過去絵3

 

 

 

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■過去絵4

 

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■過去絵5




 これらを描いていたのが2012年の事らしく、当時にしては目新しい、奇抜さに振ったキャラデザとなっているように思います。しかしまあ、絵描きの数そのものが急増し、それぞれがそれぞれの世界観で自由に創作を楽しむようになった現代に至っては、埋もれてしまう程度のものでしかないですね。

 

 ともあれ、この頃の自分が描いていたものに自分の原風景があるのは確かかと思います。九月いっぱいかけてそれを読み解いて行きたいですね。

 

 ではまた次回。