神障1
こんにちは。また今日から短期シリーズを何回かに分けて掲載して行こうと思います。
■file:稲荷出向警視、活人
――樹常(きつね)は武装警察「陰陽連」京都御社、通称稲荷から出向してきた警視である。今日も非番だと言うのに端末がけたたましくアラートを響かせ、彼女はやれやれと口にしながら現場に急行する。「神障」によって外郭を変化させた対象が周囲に被害をまき散らすのを捉え、手に馴染む呪杖を握りしめた
■稲荷出向警視、樹常桂(きつね けい)
――職務中は常に仮面を付けている女性警視。オンオフをしっかり切り替える主義で、陰陽連職員には素顔を見せない。古巣である京都御社では同僚に比較的気を許していたようだが、東京本丸に出向する際何かあったようである。壁を作るためにわざと京都弁を話し、非道な冷血漢というキャラを作り上げている。
今回は暴走した機械人形と戦う武装警察、通称「陰陽連」の刑事たちの戦いの日々を描いたシリーズとなります。割と気合いを入れて設定やストーリーなども練り込んで挑んだので、それも併せて載せて行きます。
さて、相変わらず低め安定と言った日々を過ごしています。低めとは言え数年来徐々に成果は上がって来ており、二十代の頃の酷かった時期に比べれば屁でも無いと言うかむしろ上々の日常であるものの、どうも心が疲れてきているらしく気が付くと溜息を吐いたり「疲れた…」と呟いている日々。
またブレイクスルー前のどん詰まりに差し掛かっているのを感じますね。経験上こうした時期は報われるまでひたすら耐え忍ぶしかなく、足掻けば足掻く程却って泥沼化するので淡々とやって行く他ないわけですが。
身の回りの人間はとんとんと何の障害も無いかのように階段を駆け上がって行く。その姿を横目に亀のような歩みを続けていると、偶に「ああ…」と思います。自分はそもそも人並みに成功出来る器では無かったんだろうなと。
それでも毎日なんとかこなしていくしかないわけで、嘆く間も世界は回るし歳を取るし周囲は前に進んでいく。しがみついてでも自分も進んで行きたいものです。
ではまた次回。