「廃裏」とキャラデザ153
■廃裏
こんにちは。今回の一枚目は引き続き風景を主体としたものです。今回は、情報量のコントロールをより強固に行うために、前景はタッチを残した比較的粗い仕上げで残し、遠景に行くほど情報量を抜く、という手法を試みてみました。一目手描き感が強く出てしまっているものの、やはりこれくらいざっくり描いたほうが厚塗りの強味は出る気がします。ここから前景のディテールをもう少し細かく追ってやればより良かったでしょうか。
■キャラデザ153
キャラデザのほうは、引き続きかなり安定しているなと言う印象です。大体最近も立ち絵一枚に一時間ほどしか掛からないのですが、その時間内で効率よく完成度を上げられるようになってきました。ツイッターでも背景ありの絵に比べ然程遜色ないほどの評価を頂いており、やはり自分の強味は立ち絵に強く出るのだなと感じています。
背景ありの絵が立ち絵に比べて振るわない理由の一番大きなものが、先日も書いたように光源の意識が曖昧な点であるでしょう。背景を主体にすると、どうしても日光や電燈などの拡散光をメインの光源とする事になってしまい、それが結果として全体をぼんやりさせていると言うのが最も問題なのかなと。
無理やりにでもメインの光源を仕立て、光と陰を明確に演出する工夫が要りそうです。最近更新を止めていたせいで、また大量に載せていないイラストが出来てしまったので、光源の意識に関してはそれらを載せ切った段階でまた考えて行こうかなと。
ではまた次回。