イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

企画コンセプト97と「骸法師」完成

 こんにちは。隔日なのが当たり前になってきましたが、今日も企画コンセプトです。

 

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・HartsMaterial キャラ草案42-2 緑老。特区下層民の出で、人との対話を大切にしコツコツ努力する姿勢が功を奏し官僚への就職が決まった。そこでも努力し続け左大臣に選ばれるが、皇帝とそりが合わず数か月で退職、自ら特区外に降る。現在はフリーダムハーツで大老として余生を過ごしている。

 

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・tsMaterial キャラ草案43-2 自警軍「壱の団」団長。エリート志願兵集団壱の団を纏める女団長。代々軍部に仕えてきた特区上級民の家柄で、身内もほとんどが軍ないし官僚として働いている。彼女もまた幼い頃から模擬戦闘訓練と身体改造を繰り返し、遂には団長に上り詰めた。曲がった事が嫌い。

 

 

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・HartsMaterial キャラ草案44-2 医帝。特区建立時から続く大病院の跡取りに生まれる。元々体も意思も弱く、両親も余所から跡取りを連れてくることを考えたほどだが、ある時から魔術師と親交を深め、何かを掘り下げる事の楽しさに目覚める。その後医学にのめり込み遂に現世界最高の執刀医となる。

 

 

 今回も順当にクオリティアップを図った形になりました。とりあえず残り八体でリメイクは終了です。ようやく終わりが見えてきました。まあ、更新が滞っていたのが主な原因なのですが…。

 

youtu.be

■制作経過二日目

 

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■骸法師

 

 制作を完成と致しました。この辺り、割と惰性で描いていた感が強い時期だったので、仕上がりもそれなりのものにしかなっていません。惰性でもこの程度のものなら描けるようになったと言う事でもありますが…。

 

 

 さて、あれから若干ふっ切れまして、更に創作にのめり込んでいたのですが、今日一枚仕上げた段階であれ?と思う所があって。

 率直に言えばそれは、デジタルの効果に頼って一枚仕上げてみた所、今までのどの絵よりもぱっと見の見栄えがした、という事なのですが。その事がやけに引っかかってしまい苛々としています。

 ぶっちゃけその絵は、手数としては最小限ですし、個々の描き込みを見て行っても決して丁寧とは言えない。全体的にも荒々しい仕上がりなのですが、それが味に成っている。なんだか、今まで自分がして来たことはなんだったのか、という思いに憑りつかれてしまっているのですね。

 

 そもそも自分は、一枚の絵を全体に渡って整えすぎる傾向があったと思っています。疎密や入り抜きなどを意識するのが正攻法であり、特に今回描いた一枚のように背景込みの絵である場合、整えない箇所が情報量の底上げをしてくれる部分もある。

 そこは納得して、むしろ自分の新しい武器として先に進むべきなのでしょう。

 

 ただ、なんというか修行時代、自分は「ぼかしツールをちゃんと使え」「塗りが粗い」と言われ続けて来ました。結果丁寧に塗り込むよう無理やり自分を納得させてきた経緯がある。この苛々は、恐らくその頃の気持ちがぶり返して襲ってきている物だと思われます。

 あの時自分の中にちゃんと現在の理論が根付いていれば、もしくはもっと自分に勇気があれば反論できたのではないか。そうすればこの一枚に辿り着くためにここまで苦労はしなかったのではないか、と…。

 まあ考えても仕方ない事なのですが、そんな思いがぐるぐると頭を回って、そこから芋づる式に今までの辛かった絵の思い出が思い起こされて。

 

 何のために私は描いてきたのかなと。そして何のための苦しみだったのだと。そこまで考えが及んでしまっているのでしょう。

 

 過去は変わらない。私のやるべき事もなんら変わりない。ただ、やはり生まれる時代が五年ほど早過ぎた気がしてなりません。切り換えて行きますけれどね。

 ではまた次回。