イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

落書きメカ13と企画コンセプト10

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■落書きメカ13

 

 こんにちは。また一日空きました。今回のメカデザインは、とにかく余計なものを極力排したスレンダーなシルエットを想定してデザインしたもの。描いた当時はやや肉抜きをし過ぎたかと思っていましたが、今見ると「ナシ」ではないですね。

 

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・HartsMaterial 企画コンセプト5 世界庁。中央特区の中心、中央都市の更に中央に設けられた巨大な湖と壁の檻の真ん中に聳え立つ建造物。中央特区にもしもの事があっても、壁を全て爆破して湖の中独立した状態でコロニー化出来るようになっており、口さがない者の間では専ら要塞城と呼ばれている。

 

 

 さて、昨日は一日巨大な低気圧が来ており、また疲労もあってか机に向かうだけで怠く、一日の大半を小説をつらつら読むだけで過ごしました。体力の低下はもちろんあるものの、これは脳機能の衰退も関係あるのかもしれない。

 

 それはそうと、図書館で借りていた原田マハ著の「異邦人」読み終えました。また軽くネタバレなどしながら感想を綴ってみます。

 今作は、主人公の一人である「一輝」と、もう一人の主人公であり一輝の嫁である「菜穂」の二人の視点が一章ごとに代わる代わる描かれます。毎章末に盛り上げる「ポイント」を作ってあり、飽きさせない工夫があるのですが、全二十三章にも及ぶ長編の今回はそのポイントの作り方がやや単調に感じられる面もありましたね。

 

 また、最終的に二人の仲は決裂し、決して良いとは言えない後味で幕が引かれます。この点も「原田マハ」らしくない作品だったなと。この方の小説は、どんなにひどい展開を迎えても最後には爽やかな読み味で終わる作品が多かったように感じていたので。

 

 なんというか、なぜ世の中の人はドラマにせよ映画にせよ「悲劇」を好むんだろうなと最近とみに思います。私は物語や事実、特にそれを言葉や文章で説明された時に深く影響を受けると言うか、感化され易い人間であるからか、物語のバッドエンドは昔から苦手でした。物語のみならず、現実世界で暗いニュースや出来事を他人が体験しているだけで鬱々とするほどで。

 この歳に成って自分が善人だなどとは思いませんが、やや「揺さぶり」に弱すぎる気がしますね。

 

 で、まあとりあえず先程その小説を返却し、同じく原田マハ著の「暗幕のゲルニカ」を借りて来ました。こちらも今回読んだ「異邦人」と同じく話題作ですが、正直ゲルニカが主題と言う点だけでもちょっと不安ですね…。

 ではまた次回。