イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「老兵と愛孫」他二枚と、また迷い

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■老兵と愛孫

 

 こんにちは。今日の一枚目は、久し振りに青少年以外を描いてみようと思い構想したもの。老兵もですが、愛孫のほうも若干いつもと違う年齢層を想定して描いてみました。

 それなりに纏まっているように思いますし、目立った狂いも見つかりませんが、やはり情報量が足りないなと。

 

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■ヴァルキリア2

 以前描いた「ヴァルキリア」の連作。異形の天使というコンセプトなのですが、上半身が良く描けているのに対し下半身の立体感がやや弱いかなと。また、今まさに飛来した感を出すためにアオリにしたのですが、どうも難しいです。

 

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■女傑戦士

 ピンタレストで見かけた一枚を模倣してみた物。ライティングや細部などを変えて描いてあるのですが、腕のバランスや股の位置など色々と不備があります。ライティングは比較的意図通りに決まったのですが。

 

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■経過三日目

 ダラダラと描き続けていますが、ようやく整え始めました。次回完成の見通し。

 

 さて、昨日辺りから、こちらにも描いたようにプロの仕事のイラストから学ぶため、ピクシブの仕事絵などから構成や雰囲気を頂いて来てアレンジする、という練習を始めたのですが、それがどうも楽しくない。上の経過絵にも言える事なのですが、純粋にクオリティを上げるための作業をする、となった時、そこに必要なのは創意工夫と言うよりは技術と経験であり、それが圧倒的に足りない自分はまだ慣れが必要なのでしょう。

 それは解っているものの、先日から胸に溜まって来ていた「何のために自分は絵を描いているのだろう」という思いがモヤモヤと膨らんで来ました。

 

 元々は評価の為に描いてきたのですが、先日フォローフォロワーを大幅に減らしたため現在はツイッターに上げても十から二十程度のイイネしか付かず、リツイートも一つ二つが常。しかも、最近じわじわと全体の評価数が減少している。

 自分が枚数を上げ過ぎている事も理由にあるのでしょうけれど、決して手を抜いているわけではないこの状況で描けば描くほど自分の首を絞めていると言うのは何とも滑稽だなと。

 

 では、よしんば評価は忘れて描きましょうという事になったとして、自分には表現したいものなど全く無いわけです。絵は純粋に技術を高めるのが楽しいから続けてきたのであって、その技術向上が評価と言う目に見える形で現れないのは実に苦しい。かと言って現在の所、技術力で圧倒して評価を得る程の実力は自分にはない。

 

 評価が欲しいのであれば、その為の努力が必要なのかなと言う所に落ち着くわけです。でも、ぶっちゃけ今の自分は、評価よりも更に率直に技術の向上を求めていて、例えばツイッターでフォロー数を増やしたり版権エロを描いて評価が上がったとしても、その為にツイッターに張り付いて絵が描けなくなったりフォロワーの層が変に偏るような状況になるなら別にそこまでしたくない。

 

 何か、最近はつらつらとそんな考えが頭の中を始終回っている状態です。

 

 技術を高めたい、では高めた技術をどこで活かすのか?

 そこの部分が自分の場合ぽっかりと抜けていて、そのせいで無意識に遣り甲斐を感じられなくなってきているというのが大きいのかなと。正直、絵を仕事にする厳しさは嫌というほど聴かされてきたので、もうそれほど積極的に目指そうとは思わないわけです。好きな絵を描けて、且その都度向上が感じられていれば十分で。

 

 ちょっと考えている事を書き出してみましたが、だいぶ煮詰まっていますね。考えが袋小路に突入している感じが致します。結局の所、人気や広報関係なく、技術のみで自分の絵を評価してくれる仕組みがあれば解決するのですが、その内そういうAIが開発されたりするんでしょうか。

 

 そんな結論のない話をしつつ、また次回。