イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

メカ習作三点と、絵の方向性についてまた悩み

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■空神

 

 こんばんは。この所速いペースで習作を描き溜めていたので、今回は三作纏めてご紹介いたします。

 一枚目はスケール感重視で描いてみた物。レイヤーを分けるようになったおかげで、最終的な明度調節が捗りました。中景の青い構造物が透けてしまって若干不自然な風合いになっていますが…。

 

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■type: Orca, Whale

 パワータイプとスピードタイプ、というような対照的なメカデザインの習作。構造の矛盾は少ないのですが、いかんせん機械っぽくないです。特に関節部の構造が描けていないなと。

 

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■type: Weasel

 こちらもメカ練習。左右の足で明度が同じに成ってしまったために奥行き感を損ねているほか、右手の構造が捉えきれていません。

 やはりというか、自分はメカを描く前にもっと基本的な絵画、デッサン知識を揃えておかねばならない気が致します。

 

 

 さて、この所良い調子でメカ練習をしていたのですが、今日になってまた迷いが出てきました。そもそも自分がメカ練習を始めたのは、現代風のSFとファンタジーが融合したようなデザインへの適性を高める為です。しかし、現状のアプローチはややメカ練習に傾倒し過ぎており、結果的に遠回りになるのではないか?と。

 

 最近はツイッターの評価を気にしなくなったためか、比較的評価というものから離れて、自由に楽しく描いてきたのですが、では自分は評価の為でなければ何のために描くのだ、と考えた時に、そこに立つものが何もない。表現したいものも無ければ、これを描かなければ、描きたい、というような使命感に駆られるモチーフもない。やはり自分は、どこまでも評価と言う物の為だけに描いてきた絵描きであるようです。

 

 そこに思い至ったからこそ、商人絵描きから職人絵描き、もしくは表現者のどちらかに遷移すべきと感じています。結局評価に駆られて絵を描くのは楽しいとは言えなかったので、その変化はむしろ歓迎したいものと言える。では、自分はどちらになれば良いのか?

 

 まだ答えが出ていないのですが、ここらでメカ練習にはいったん区切りをつけて、また生身の人物の練習を再開して行こうかなと考えております。結局、自分は地に足付けることなくあちこちにふらふらと浮気しながら進んでいくタイプの、良く言えばオールラウンダータイプの絵描きなのかもしれません。

 

 そんな感じで、また次回。