イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

キャラデザ 蝕人機2

 おはようございます。間に寝込んだ日を挟んだために若干間が空いてしまったデザインシリーズ二回目です。

 

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■03―Kong

 

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■04―Owl

 

 今回、Kongの時点では割と大味な印象を受けるのですが、Owlの辺りから疎密のコツを掴み始め、徐々に見栄えが上がって来ている気が致します。衣装としてはかなり奇抜なものに成って来ていますが、この方向性で洗練させるのが筋かなと。差し当たって、装飾的な表現法が僅かずつですが掴めて来た気が致します。

 反省点としては全体の完成度ですが、これはもう描き続ける中でじわじわとでも上げていくしかないかなと。

 

 さて、久し振りにこちらで拝見したブログ記事を勝手にご紹介させて頂こうかと思うのですが。

 

manabeba.hatenablog.com

 

 こちらでお世話になっているこー様が、内々書き溜めていらした手記を公開されている記事です。全体は大変な長文になっており、私もまだ全ては拝読できていないのですが、絵を学ぶ段階で悩んでいる方は一読の価値がある手記だなと感じました。

 

 文中でこー様は、「絵は楽しまなければいけない」と言う事を繰り返し仰り、その理由まで考察されているのですが、これが興味深い。

 掻い摘んで私の解釈を加えつつ引用すると、つまりは「絵が上手くなる」ための練習と言う行為はそもそもが苦であり、それだけを目的としていては続かない。であるから、楽しむべきなのだけれど、こー様はただ「絵が上手くなりたい」という思いから練習を開始されたので、その前段階としての「描くのが楽しい」という気持ちを持つ素養が育まれなかった、と仰るのですね。

 そして、その楽しむ気持ちは、小さい頃から絵を描いているような人でなければ育まれ難く、ゆえに大人になってから絵を始めた人は高確率で辞めていくのではないか、と考えていらっしゃいます。

 これには大きく頷かされました。

 

 思えば私も、純粋に絵が描くのが楽しかった「だけ」の時期というものを経ており、それは中学生時代のお絵描きから遡って、一歳児の頃のぐちゃぐちゃ描きに辿り着きます。その当時はただ絵が好きで、上手く成る事などほぼほぼ考えず鉛筆を握っていたなと。

 その頃の経験があるおかげでか、今も絵を描く事は基本楽しい。しかし、上記事文中で、こー様は基本的に描く事は苦痛であると仰っています。この感覚の違いが、どういうアプローチで絵に向かうか、を決定している事は想像に難くない。

 

 もちろん一概には言えず、人それぞれ自分にあったアプローチというものがあるのでしょう。私のように、人に評価されたり自分の努力価値を示すために描く者、こー様のように、純粋に上達を目指す者、或いは、大人になって尚描く事が楽しくて仕方ないだけという人もいるかもしれない。

 そこら辺を見極めて適したアプローチを取って行くことが、結局は「続けていく」事の近道であり、最終的に「上手くなる」事に繋がるのかもしれません。

 

 

 最近こー様が大変頑張っていらっしゃるので、触発されてこんな記事を書いてしまいました。勝手に取り上げさせて頂き失礼致しました。

 さて、起きてきて二日目ですが、やはり眠れずに四時間仮眠を摂っただけで夜間作業しておりました。低気圧も来ているせいか若干気鬱があります。ただ、最近対低気圧体操が効いてきたのか、夜間作業にも雨天曇天にもあまり敗けなくなって来たなという印象。このペースで地道に進んで行きたいですね。

 ではまた次回。