山田唄のイラストブログ

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「鍔競り合い」と簡素メイキング

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■鍔競り合い

 

 こんにちは。今回も長期製作とメイキングもどきです。今あまり元気がないので愚痴っぽくなりそうですが、どうぞ。

 

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1.ラフ

 今回はタイトルそのままのコンセプトで構想致しました。ボディスーツに日本刀の組み合わせがストイックな気がして、且どこかで見たボディスーツ+厚手の上着というデザインが好みだったので、そこら辺をミックス。割と手早くイメージが固まったように思います。

 

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2.詳細ラフ

 ディテールを描き込み始めています。手前の人物の刀を持つ手が隠れた状態だと状況説明的に弱いかなと思ったのと、同じく手前の人物は顎をもう少し引いたほうが良いなと思ったので、若干ポーズを変更しています。あとはいつも通りシャドウとハイライトを加え、ライティングを作って行きます。

 

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3.塗り込み

 固有色が強く出過ぎている気がしたので、背景と同系統の色を反射に差しました。画面から浮いていたモチーフが心持マイルドになった気が致します。ディテールを更に追加し、質感も詰め始めています。

 

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4.仕上げ

 塗り込みを勧め、水彩筆で整えるべき所を整えて塗りは終了です。今回、空気感的な対比を作るために、手前の人物は丁寧に整え、奥の人物は若干粗くタッチを残しています。

 

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5.完成

 手前の人物の左手は柄に添えるだけにしようと思っていたのですが、分かり辛いので握らせる事にしました。ここまで来て、本来の鍔競り合いとは刀の鍔が触れあうほど近接する状態の事では、などと思ったのですが、とりあえず都合が悪いのでスルー。加工して完成です。

 

 今回の総評としては、久し振りに人物二人の構図になり、また男性を描いたのも久々だった気が致します。筋肉が割となんちゃってになってしまいましたし、復習も兼て定期的に描いたほうが良いなと思う所。

 一方で、意図していた緊迫感や臨場感は割りかし上手く出た気がするので、コンセプトとしては成功でしょうか。

 

 

 さて、今日は病院に行き、リハビリと言う名目のデイケアに参加しておりました。友人も顔を出してくれたため、とりあえず先日のリーフレットの反省を軽くやったのですが、相変わらず「ピコ太郎みたいに売れたい」「又吉先生に手紙書いたんだけど、俺の作品広めてくれないかな」などと割と本気で申しており、私としては若干がっくりきました。

 ただ、今までの友人に聞いた話を総合すると、結婚後間もない彼は将来に対して酷く不安を覚えているらしく、自分の病気が再発したらどうなるか、勤め先が潰れたらどうなるか、これから子どもが出来たら経済的にも育児的にも上手くやっていけるのか、等、複数の重い悩みを抱えているようです。

 その悩みが転じて、「一発当てて一生食うに困らないだけの金を手にしたい」という思いに繋がっているらしい。

 

 それを考えると確かに気持ちは理解できる気がしたのですが、そもそも一発屋というのは、落ちぶれた後の惨めさが半端無い物と聞き及んでおります。そんなわけで、結局地道に誠実に働くのが一番だよ、的な事を職員様と一緒に説いておりました。(まあ現状ニートである自分が言っても説得力は無いわけですが)

 

 ちなみに、先日も書いたように、友人の読書量と読了速度はこの所ぐっと増しているらしく、書店の店員様にお勧めを聴いたりなど、とにかく意欲と向上心は十二分にあるようです。文章の技術も確実に上がっていますし、あとは長文を描く事に慣れるのが先決かなと。

 まあ、ぶっちゃけ友人は今、勤労し食うに困らない生活をしているので、余計な事をして精神や体調に障るよりは、繰り返しになりますが地道に誠実に生きたほうが良いんじゃないかとは思いますね。

 

 創作というものはある種魔物のようなもので、それに本気に成りハマり込むと、まるでそれしか自分には摂り得が無いように錯覚したり、無理をして上達を謀ったりしがちです。それならば、普通の幸せと普通の生活を守るのがよほど健全ではないかなどと思いますね。

 そんなこんなで、また次回。