イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「終末の使徒」いつも通りメイキングもどき

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■終末の使徒

 

 おはようございます。今日の一枚も長期製作。今回も何の役にも立たないであろう解説を付けつつ経過を晒してみます。

 

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1.ラフ

 今回は、巨大な夕陽をバックに異形とアンドロイドが対敵している、というようなコンセプトで行くことにしました。当然色つきの逆光になるため、当初から難しいライティングになる事が予想される。あと、この時点で夕陽の明度が大分低い感じでしたが、あまりにギラギラし過ぎると今回の意図を損ねるかと思ったためほぼこのまま行くことにしました。

 

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2.詳細ラフ

 ここで概ね明度や色相に関しては決めてしまっています。手前の異形の硬質な皮膚感を出すために、いつもより無計画にランダム性を重視して色を重ねました。

 

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3.塗り込み

 曖昧だった形をはっきりさせていきます。今回も距離感が重要になる構成であった為、特に手前に位置する異形には黒に近い色を多く用い、且奥側に当るアンドロイドも逆光になると言う事で背景に埋没し過ぎない明度になるよう意識しました。

 

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4.仕上げ

 粗かった部分などを適当に直し、アンドロイドの形を詰めます。この時点で、やはり夕陽の明度はかなり高くしても大丈夫だったのではなどと思いましたが、ここからライティングを組み直すのが手間に感じたので妥協。

 

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5.完成

 いつも通りレイヤースタイルで色味を弄って完成です。

 

 今回の反省としては、先程も触れたように夕陽の明度が低く、一目夕陽に見えなくなってしまった点と、ライティングが複雑であったせいか臨場感に不自然さがある点ですね。

 

 さて、毎度お名前を出してしまい申し訳ないのですが、昨日の記事に対し夕橙様に、作家性の是非は目指す方向性によってかなり変わってくるから慎重に決めるべき、と再度忠告頂きました。とりあえずこの話は今性急に決めてしまうのでなく、少なくともあと数年、出来れば一生が終わる前くらいに結論が出ればそれで良いかなくらいに思っています。

 イラストレーターが晩年画家に転向するというような話はよくある様ですし、まあまだまだ人生長いでしょうしね。

 

 さて、話は変わりますが、この所益々疲労が堆積する状況に成って来ており、作業中も眠気が襲ってきてどうしても集中力が散漫になるような事も増えて来ました。気候の変動なども理由に在るのでしょうけれど、やはりそろそろ限界が近いのでしょうか。

 今日で活動十九日目になりますし、あまり無理はせず対処しようと思っております。

 ではまた次回。