イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「竜騎士」と「鉄蜥蜴と猫」

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竜騎士

 

 おはようございます。今日の一枚目は新作。とは言え、モチーフやコンセプト的にはもう何百度となく反復して来たものですね。描いてみて、その慣れの分のやり易さを感じましたし、仕上がりとしてもそこそこではないかと思います。

 先日から主にツイッターで頂いている「細かく丁寧に描くべき」という意見に関しては、塗ムラを残したほうが表現力が上がる気がする、という持論で対抗したい所ですが、どこかの段階で「完璧な」絵も描けるようになっておかなくてはなと思います。

 

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■鉄蜥蜴と猫

 最近使う色がパターン化している気がしたので、意識して珍しい配色にしてみた物。意図はわかるかと思うのですが、やはり特殊すぎる色使いは色々とやり辛いですね。特に、後ろのメカの緑が鮮やか過ぎて、エグ味が出ている感じ。

 全体的な完成度はじりじり上がって来ているので、そろそろ自分の方向性を確立すべきかと思ったりします。

 

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■経過

 これは次回完成の見通し。

 

 さて、こちらでブログを購読させて頂いている「にあ」様が、記事にて私のブログを取り上げてくださいました。

manabeba.hatenablog.com

 

 にあ様は、時間を計測しながら基礎から絵を学び、上達を目指すという試みをされていて、現在は主に模写等で人体を学ぶ訓練とアナログでのモノクロイラストを描く訓練をされています。目指すところは萌え絵との事で、私とは若干路線が違うのですが、真剣に、真摯に絵に向かう姿勢に共感と尊敬を覚えます。

 

 この所、ツイッターなどで様々なレベル、絵柄、様式の絵を見てきた関係で、また目が肥えたのか自分の実力が余りに低い事に思い至り、色々と考え込んでおりました。中堅程度の実力を身に着けた自負はある。それでも、本物のプロの絵描き様などと比較すると未だ中級とすら言えない有様で、そもそも自分より上手い人など数えきれないほどいらっしゃる。

 才能や環境の差が余りに努力の価値を上回る現状が少し苦しい。選ばれた人間が妬ましい。

 結局、描くしかないのですけれどね。羨んだり悔しがったりしたところで、何もしなければ伸びる訳など無いのですし。

 

 ではまた次回。