イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

SAI練習立ち絵と「古き守護者達」

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■SAI練習立ち絵

 

 おはようございます。これまでの記事にちょこちょこ書いてきたように、この数日フォトショでの塗り込みがとにかくストレスになる感じだったので、ツールをSAIに持ち替えて描いておりました。とりあえずの試作として描いたのが今回の一枚目。

 実際に使ってみた感じ、インターフェイス(特にブラシ周りの設定)が柔軟で直感的に設定を変更でき、またソフト自体が非常に軽く筆致も重厚であるため、とにかくざくざく思い付きで描いて行くのに向いている、という感じです。作業時間も全体的に一時間程度短縮できる感じ。

 SAIを購入したのはもう数年前で、その時は詰めていく方法が分からず二か月ほど使った所で辞めてしまったのですが、今回使ってみるとそれなりの出来になり手ごたえを感じました。

 

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■古き守護者達

 SAI習作二枚目。ブラシの一つである「水彩筆」という機能がとにかく強力で、重ね塗り部分や影の境界などを水彩筆で撫でると非常に綺麗なグラデーションになります。これは便利だなと思う反面、使い過ぎると変につるっとした印象になりがちなので気を付けなければなと。

 あと、SAIそのものにはグラデーションマップやフィルタ機能、デフォルトでの特殊ブラシなどが無く、レイヤースタイルも簡易のものしかないので、加工は別のソフトを介さないと厳しいかなと言う印象でした。

 

今週のお題「何して遊んだ?」

 

 さて、今週もお題に挑戦してみます。何をして遊んだか。

 これは子どもの頃の話と言う事で良いんですかね。

 

ritostyle.hatenablog.com

 

 りと様が同じお題に応えられた記事で書かれているように、絵描き様には割かし幼い頃おもちゃを買って貰えず、自分で手作りをして遊んだ、という子ども時代を過ごした人が多いようです。

 私の場合は逆で、両親共働きで当時非情に手当てが良かったらしく、「このおもちゃが欲しい」と言えば大体は買って貰えました。ただ、そうしておもちゃで遊んでいたのも小学校中学年くらいまでで、こう言うと怒られてしまいそうなのですがおもちゃで遊ぶ事にも、それを買ってもらう事にも飽きてしまったのですよね。それからはりと様と同じく、自分で段ボール紙などのおもちゃを手作りしてはそれで飽きもせず遊んでいました。

 

 丁度その頃、良心共働きの子が通う学童保育という施設での先生に、ゲームボーイポケットを誕生日プレゼントとして頂きます。今思えば太っ腹通り越して常識では考えられないくらいだなと思いますが、とにかくそれからはゲームで遊ぶのが自分の中でも中心に成って行きました。

 両親は教育の方針としてゲームを買い与えるのを避けていたようですが、その後はソフトが欲しいと言うと「小遣いを上げるからそれを溜めて買いなさい」という方向に方針転換され、私もずいぶん色んなゲームをお小遣いから買って遊びました。

 

 あと、当時を彩るものとして恐らく最も自分の中で重要だったのが、マジック・ザ・ギャザリング、通称ギャザと呼ばれるカードゲームです。友人間で流行っていたので私もどっぷりハマってしまったのですが、こちらのカードゲーム、とにかくビジュアルが物凄く凝っている。

 当時アニメ塗りの、まだ発展しきっていないイラストが流通する中で、このカードのビジュアル、特に挿画の美しさとクオリティは群を抜いていました。こんな絵が描きたい! と思い、絵が巧い友人と協力してオリジナルのカードゲームを作ろうとしたりしましたね。

 

 このように、自分は今思い出すと子どもの頃、物質的にも精神的にもかなり恵まれた環境にあったようです。おかげで思春期になっても、特有の飢餓感を感じるような事もあまり無く、目立った反抗期も無いまま大人になりました。今の私が特にリアルであまり押しの強い人間じゃないのも、当時欲しいものが全て手に入り、我慢したりそれを手に入れるために血のにじむような努力をした経験などが少ないからかもしれません。

 

 そんな感じで、また次回。