「國頭」
■國頭
おはようございます。今日の一枚は、久し振りに男性単体で描いてみた物。
案の定ツイッターでの評価は芳しくなかったですね…男性ユーザ様にせよ女性ユーザ様にせよ、こう言ったタイプのイラストに求めるのは可愛い女の子、というのがやはり大多数であるようです。
イラストとしては比較的新しいデザインを多く出せて行けた気はしております。ただ、シルエット的にもっと派手であったほうが良かったかもしれない。
■経過
だいぶ形は出来て来ました。ここからは塗り込みと馴らしの作業ですね。
さて、最近よくこちらで他の方のブログをご紹介している気が致しますが、今回もそんな試みをやってみます。
こちらのseiko様は、アナログでの絵画的表現を主とされる絵描き様で、モチーフの境界の滲んだ、何とも言えない柔らかさと寂しさのある作品やペン画を得意としていらっしゃいます。ガチで技術がある人なのですがこちらでは無銘に近い模様。もったいないですね。
今回の記事で、最近私も語ってきた所である「なぜ絵を描くのか」という点に触れられています。今回も勝手に要約しますと、物の中にある普遍さと変化の様に触れ、感じる為に絵を描いている、というような内容。
やはりというか、感性の鋭い方は物の見方が自分とは大きく違うなと思いましたね。先日りと様にもお話したのですが、私は前近代の絵描き様達について実際ほとんど知識がなく、またその絵の良さもよくわかりません。現代画家や現代イラストレーターの描く作品のほうが素晴らしく見える事もしばしば。
ただ、seiko様のブログを拝読していると、そんな自分でもアートの価値を信じたくなってくるから不思議です。
半年ほど絵画教室に通っていたことがあるのですが、その際先生に言われました。
「君はアーティストじゃなく技術者になりなさい」
おそらく私の人となりや絵の癖を察して仰ったのだと思うのですが、その言葉がずっと心の中に旗のように翻っています。アーティスト的な感性、技術者的な感性。どちらも否定していいものではないし、おそらくは分かちがたいものでもあるのでしょう。
私はこれからも技術者を目指すのでしょうけれど、seiko様の様なアーティスト様に対する憧れもまた持ち続けて、それがちょうど良い心地なのだろうなと思うのでした。
ではまた次回。