イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「マスターズシェル」と「砂塵の民」とちょっと考察

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■「マスターズシェル」

 

 こんばんは。今日の一枚目も新作。率直に言えばエヴァコクピットルームの様な構造を模したものです。それが培養液か光の海に浮いている、的なイメージ。構造物が正面からとらえた時も左右対称になっていないのがとりあえずの反省点。ただ、結構根気を持ってしっかり詰められた一枚でした。

 構造物と人物の体の色はあえて同化させたのですが、悪手な点のほうが多かったですかね。

 

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■「砂塵の民」

 二枚目も新作。最近加工である程度見栄えを上げるすべを習得して来た為に、こう言ったシンプルな構成でもそれなりに見えますね。加えて描写自体の精度も徐々にですが向上しているように思います。やはり次の段階に進むべき時期かなと。

 

 

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■デザイン落書き-瀬見燕

 

 さて、昨日は徹夜明けでフラフラしていた分、物を考える時間だけは潤沢にあり色々と思索を遊ばせていました。その中でちょっと致命的な事に気づいたんですが、自分、具体的な将来の目的を何一つ思い描けていないんじゃないか…と。絵は頑張っています。でもそれは、頑張ってるという免罪符を得るためのいわば言い訳であり、実際現在の状況において自分はニート。絵で仕事を目指すならまだしも、そのための具体的な努力もしてこなかったのは、やはり現状に甘えていたのでは?

 そんな事を考えたので今までの自分をつらつらっと思い返してみたのですが、いつも「君にはこういう事の才能があるよ」と周りに言われて、それを大体の所まで納めて「出来ました」って顔してエリートぶってる、そう言う自分が見えて来たんですよね。なにかって言うと主体性に欠け、自分で決める事をせず、それでいて自分が出来る範囲でしか行動できない、もっと言えば必死に成れない、なった事がない人間性が見えてきました。

 

 結構本気でグサッと来ましたね、自分で。なんでこんなことに今まで気付かなかったんだろう。実際これから十年先の自分の事を考えた時、その将来像が全く思い浮かばない。刹那的に生きてきて、未来など考えたことも無かったのでしょう。

 ただ、人が活きて何かを為し、何者かになるためには、その方向への努力を明確にして自分に架して行くことが不可欠です。自分が今一つ中途半端な所で収まってうだうだしていたのも、そういう所から来ているのかも。正しい努力をしたことがないんですよね…だからやりたい事もやれることも分からない。

 

 本当に致命的な欠陥だと思うので、早急に埋めて行かなければと思うのですが、今まで他人に流されて生きて来すぎて何をやりたいのか、何が出来て何が出来ないのか、という部分から考え直さなければどうしょうもない。うーん。考え過ぎでしょうか。ただ、自分が今まで甘えてきた事は間違いないと思っているので、この機にちゃんとしたいんですよね。

 

 絵の実力的には、自分も中堅程度の域には達しているのかなという自己診断をしています。ただ、これから先絵を仕事にして描きたくないような案件まで生活の為に引き受ける状況に耐えられるかというとそれも分からない。テストベットとしてユートピア様のご依頼もありましたが、やはりそれに関しては自分の実力不足を痛感しているので。

 難しい問題ですが、三十代になる前に答えを出しておきたいので、また色んな知人に頼って少しずつ答えを見つけて行きたいですね。

 ではまた次回。