イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

習作「朝を告げる風」

こんばんは。

 

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■習作「朝を告げる風」

 今回も人様のイラストを参考に描いたモノです。人様のイラストを拝見していると、デッサン以外の部分、見せ方や配色などの妙も感じられて勉強になりますね。いつかは見本を必要としなくなるくらいに人体を理解出来るようになりたいですが、人体を立体として理解する感覚には個人差があるように思いますし、自分がその才能を持ち得ているかというと微妙な所です。

 確実にあると思うのですよね、才能に依る差異が。友人は「絵を描く事そのものじゃなく上達するかどうかと言う所に才能のあるなしがあるよね。理解力とか考察力とか」などと申しておりましたが、観察力や造形力、想像力、空間認識力など、絵に関して必要になる能力は広範にわたるので、やはりそこの優劣はある気が致します。上達に関しても、実際に描く事についても。

 

 たまに初心者の状態から圧倒的速度で上手くなる方などが実際にいらっしゃるので、そういった才能には勝てないなと思う次第。私はもう絵を商業に乗せる事は諦めましたけれど、やっぱり悔しいですね。自分が何年と言うスパンでやっと習得した技術を一週間やそこらでトレースされてしまうと…。とはいえ今は悔しさよりも、そう言った人材をもっと伸ばしていく事に己の意義を感じるのですが。

 

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■デザイン習作-振袖少女

 

 厚塗りでのイラストが野暮ったくなりがちな理由の一つに、コントラストが付き辛いというのがやはりある気がしてきました。反射やハイライトに強い色を使ってやるだけでもかなりフレッシュな見た目になるので、その点気を付けて行きたいですね。

 

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■今日の漫画絵練習

 線には慣れて来たものの、かっちり捉えようと思うなら破線状態をまずなんとかしなければいけませんし、ベタやトーンなどの漫画的な表現についても覚えて行かなければいけない所。やはりまだまだ日常に余裕が足りません。気持ちだけでももっと大らかに持てるようになれば、絵に関してより突っ込んだ練習も出来るのだろうなと思う次第。

 

 先程の話ですが、絵の能力という分類ではなく、きっと個人のパラメータという形で才能という物は確実に存在して、その才能の如何によって得手不得手が決まってくるようなのが実情なのだと思います。得手不得手をひっくり返すほど努力すれば良いものの、特定分野の才能がある人間って大体サボらないし怠けない。油断もしない。だから差は縮まらない。

 自分は相対的に絵に使える才能をある程度保有しているなと客観的に観て思いますけれど、空間認識力と忍耐力が大きく欠けているのが痛いですね。欠損が見つかったならそこを補修、補填してやれば良いわけですが。

 

 ではまた次回。