イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

習作交々

 こんばんは。休むと言っておきながら描きまくってるやつは誰だい? あたしだよ!

 というわけで、火曜にはほとんど筆を取らなかったのですが、昨日と今夜は我慢できずぐだぐだと落書などしてしまいました。きっちり仕上げない落書に関してはとてもストレスフリーに描けるので、休んでいる間にも手を止めない練習として効果が期待できるのですが、いかんせん描き始めるとちゃんと整えて仕上げたくなる。

 あと、自分の場合長時間連続して眠らないと芯の部分の疲れが取れないので、やはり今日からちゃんと休みにして行きたい所です。(と言いながら何か描いてしまう可能性は濃厚…)

 今回は、最近描いてこちらに載せきれていなかった習作をざっくり載せてみます。

 

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■習作1

 先日の男性イラストのリベンジと再練習を兼て描いてみたもの。しかし相変わらず筋肉難しいです。左足の膝とつま先の角度が合ってない。

 

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■習作2

 とりあえずいつもの感じで侍ガール。しばらくはこれくらいの手数で描けるものを量産して、複雑さや目新しさばかりでない魅力を研究して行きたいですね…複雑な表現や目新しいデザインに頼らない魅力が、今自分の絵に最も必要と言う気がするので。具体的には正確な描写と率直に伝わる分かり易いコンセプト。

 

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■習作3

 普段描かないようなものを描いてみる。ミニスカートは色々きわどくて、妹を持つ兄としては大変心配になるので二次元でも三次元でも苦手です。パンチラとかも実は二次元でも観てると変な不安に襲われる。

 

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■習作4

 上のような理由から、こういう普通に女の子らしい服装という物も自分の中で生々しく成り過ぎるため避けてきたのですが、これからは描くようにしていくつもりです。

 

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■習作5

 「デッサンでは特になのだが、真っ白や真っ黒は極端に人の目を引くため多用しないほうが良い」というアドバイスを頂き、黒以外の色で影を付ける実験をしてみたもの。狙いは良いと思うのですが、全体としてコントラストを維持できない点や、最大の収縮色である黒を多用しないために雰囲気が大味なものになってしまう印象。うーん。

 

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■習作6

 これも黒を極力使わず描いてみました。悪くは無いんですけれどねえ…なんとなく自分の中で腑に落ちません。

 

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■習作7

 人物以外の構造物ではどうですかという実験。黒を抑えると尚更デッサン狂いが顕著になる気が致します。誤魔化せないという意味でむしろ意味のある練習でしたが、まあ自分には合わない感じだったのでここまでです。

 

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■習作8

 いつもの感じに戻してみました。ただし、陰影と固有色とハイライトの、ハイライトの下にもう一段階くらい明暗の階調を加え、大体四階調くらいで形を作ってから馴染ませております。これだけのことでも結構画面の印象が明るく成った気がするんですがどうだろう。

 

 総括としては、自分が黒と白に頼り過ぎていた点は全くその通りなのですが、かと言って影の色を色相のある色に変えるだけでは印象が軽くなる以上の効果はなく善し悪し。ここでまたいろんな絵描き様の絵を観察した所、ディテールを捉えるグラデーションとしては同色相の明度を変える形で表現しておられ、その延長で反射や環境光を意識する、という描き方が圧倒的に多く基本だなと感じた次第です。

 暗い印象に成り過ぎている点をある程度解消する策を考えて行く事と、とりあえずここから反射や環境光をどう生かすかまたぼちぼち練習しつつ考えて参ります。

 

 では、また次回。