イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

「世界樹」ラフ

 こんばんは。実は先月末辺りにまた一件イラストレーターの応募に落ちまして、その頃かなり気持ちがギスギスしてこちらでも人にあたったりして申し訳なかったなと今更反省しておりました。正直凄く自信があったのですが、なんとか冷静に成れた今考えるとやはり実力はまだまだ及ばない所で、何より仕事の事で人に当ってしまう人間性をまずなんとかしなければいけないように思います。

 自分の自己評価の低さは、ある意味では自分をフラットに見つめられる長所であるとも思いますし、変な自信やプライドを持ってしまってはこれ以上の成長も望めません。もう一度頭を切り替えて励もうと思います。

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■ラフ

 「暗い森の仔」が未完成ですが、色々心機一転するために新しい一枚絵を描こうと思います。今回はアングル的にもやや捻りを加え、少女とロボットの背後にそびえる世界樹、というコンセプトで行こうと思います。ただただ要素を詰め込むよりは、遠近を意識したほうが良い構図になるように思いますね。

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■色置き

 最近「山田さんは赤系統の色をよく使われますね」的な事を言われました。赤系、茶系は扱いが容易なので実際多用していたのですが、それがイメージカラーになるのはちょいヤバいかなと思ったので、今回はブルー基調に配色しています。背景が茶系なので、良い対称にもなっていますね。

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■塗り込み

 いつも通り黒でざっくり形を取り直し。今回は、荒いタッチを残した絵画調の作風に挑戦してみようと思っております。初の試みなので多少時間を掛ける予定。

 

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■習作

 夕橙様に「大衆が好むのは単純な分かり易いデザインではないか」とアドバイス頂き、少し考えてみたのですが、情報量を高めるという目的のみであれば確かにデザインやディテールを複雑にするだけが方法では無いなと思えてきました。実際に最近の自分の塗りを観ていると、ディテールを細かくしたときよりも単純にした時のほうが塗りの密度が高くなり、結果として情報量や見栄えが上がっているように思えます。

 どちらも使い分けられればいいのかな、と。

 

 では、また次回。