山田唄のイラストブログ

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

習作と交々

 こんにちは。お盆ですね。ツイッターでもはてなでも、お盆休みに突入した絵描き様達が追い上げを掛けておられます。拝見していると非常に刺激を頂けますね。

 今回も新たに描いた習作をまたざっくり載せてみようと思います。

 

 

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■「堕竜姫」

 前回の記事で申しましたように、絵柄を需要のあるほうに寄せて行こうと思って描いたものです。変更点は主に、プロポーション、肌の陰影のつけ方、そして何よりも顔の造形。全体に渡って、下に引用させて頂く絵描き様のイラストを参考にさせて頂きました。

www.pixiv.net

 この絵描き様は、特に肌と鎧の質感に関して秀でていらっしゃる方で、元々意識はしていたのですが、今回特にじっくりこの方の描き方と向き合ってみました。まあキャリアも実力も全然敵わないので劣化版にしかならないわけですが、これからさらに研究してある程度自分の物にしたいですね。

 

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■「怠鬼女」

 引き続き先ほどの絵描き様のイラストを参考にしたものです。女性の体のラインを描くにあたって、局部を露出していないのにエロい、いわゆる「セウト」な表現を目指したのですが、大変難しい。単純に体を上手く描けば良いと言うわけでは無く、色気のあるボディラインやポージングなどもあるのでしょう。

 そして今回特に難しいと思ったのが顔。整っていて可愛く、かつ色気もある表情や顔の造りは、自分が思っているより再現困難なものでした。身体のデッサンに関しては大筋で取れていると思うので、今後はそれをよりイラストとして魅力のある表現に落とし込んで行くことが必要になりますね。

 

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■「戦妖精」

 今回の記事を通して特にイラストのタイトルにセンスが無い点はどうなのか。

 この一枚に関しては何枚か途中経過を保存していたので、それを下に並べて少し検討してみます。

 

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一、ラフ。

 ラフの時点では、向かって左の胸が剣に掛かるようにしてそこをエロさのポイントにしようと思っていたのですが、塗っているうちに構造に無理があることに気付き修正致しました。

 最近はデジタルにも慣れてきたせいか、ラフの時点で結構細かく正確に輪郭を描写できるようになってきたと思いますが、これを線画に起こすとなるとまた別方向の研究が必要になる気が致します。ただ、線画を起こす描き方を好むクライアントが多く、またレイヤーを使用する方法に関しても同じく好まれるので、今後そういう描き方を覚えて行かなければいけないかもしれません。

 

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二、色置き。

 毎回縮小状態のまま全体を見つつざっくり色を置くのですが、最近この段階に割と時間を掛けるようになってきました。この後拡大状態で塗り込む際、全体像を見るためにはいちいち画面を切り替える必要が出てきてしまうので、ある程度全体像をはっきりつかんでおくためです。

 二年くらい前から液タブを使うようになったのですが、その液タブはパソコンに繋げるのではなく自立して動作するタイプのもので、マルチディスプレイには出来ないようです。もう長く使って修理も二回経験しているので、次に壊れたくらいの段階でパソコンに繋げて使用するものに買い替えたいなーと…大変高価なものなのでまた家族に怒られます。

 

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三、塗り込み

 ここから拡大して塗り込むのですが、毎回初めに曖昧だった輪郭線を補強して取り直す段階を踏みます。厚塗りの場合も輪郭線がきっちり決まっていないとディテールをイメージし辛いので、この段階を踏んでおくと後が楽。

 ここまで塗り込んだ段階で、一度縮小表示にして反転したりしてバランスや整合性を確かめ、修正しています。先ほど申しました右胸に関してもここで修正。やはりある程度塗り込んで造型がはっきりしないと矛盾やミスなども見えづらいですね。

 

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四、完成

 引き続きいろんな所をちょこちょこ修正しながら粗を潰して完成です。総制作時間八時間ほど。ここ数日一日に十二時間以上睡眠を摂っているためか、集中力の持続時間が長くなって来ました。これも二回くらいのインターバルで、一度に六時間くらいぶっ続けで描いています。ちょこちょこ進める方法のほうが結果として総時間数が長く取れる分完成度は高く成る気が致しますし、いつか無理が出る可能性もあるので、そこは見直しが必要かもしれません。

 この一枚で顔の造形に関してはある程度落ち着いてきました。これからは目の表現をもっと魅力的にしたいですね。

 

 最後に、数週間前から描き溜めたクロッキー練習で締めてみます。

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 素早く正確に描くことに関してはある程度慣れてきた気がするのですが、特に狂いを見つける観察力が足りていないように思います。そこはさらに時間を掛ける習慣をつけることで克服したいです。

 

 では、今回はこの辺りで。また次回。