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山田唄のイラストブログ

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

初級者向け講座2「可愛いorかっこいい顔の描き方」

初級者向け講座

 こんにちは。今日、注文しておりましたペンタブのペンが届きました。アマゾンで購入したのですが、なんだかやけに早かった。二日も掛かりませんでしたね…。おかげで絵を描いているのですが、結局一日しか休めなかったので相変わらず疲れが溜まっております。とは言え、昨日は一日絵が描けなかったせいでちょっとイライラしておりましたので、やっぱり自分に絵から離れるということは無理らしい。また近いうちに休養日を摂って寝て回復しようと思います。

 今日のご紹介も、絵の練習に関連するものを。

Posemaniacs.com - 絵の練習用ポーズモデル

 「ポーズマニアックス」様という、絵描きなら大体の人は知っているであろうサイト様です。筋肉の付き方も示してあるポーズ集のサイトで、1000を超えるポーズを参照することが出来ます。ポーズは3Dで作られており、回転させて様々な角度から検証できるほか、子ども、女性、男性、ボディビルダーの四種類の素体に対応しており、描き分けなども学べます。特にポーズクロッキーやドローイングがしたいけれど身近にモデルが居ない、という方にお勧めのサイトです。

 

 本題に参りましょう。今回は顔の描き方ということで、大体今の絵描き様にあてはまるであろう顔の魅力の上げ方についてご紹介致します。

 

 絵を勉強され始める時、参考にするためにネットで講座を観たり絵の描き方系の本を買ったりされる方がほとんどかと思うのですが、その文面に必ず「アタリを描く方法」が載せられていたんじゃないかなと思います。

 アタリというのは、改めてご説明致しますと、絵を描く際にガイドとして描く線や点などで、例えば顔を描く際にはまず円を描いてそこに十字を描き込んだアタリを使うのが一般的かなと思います。そして、アタリから下書きに入る。

 この「アタリ」「下書き」について、独自の描き方を見つけるのがある意味初級者から中級者になるための条件みたいなものでございます。

 

 ちょっと語弊があるので言い直しますと、中級者以上の絵描き様は、その多くが参考書などに書かれているアタリ、下書きの描き方をアレンジさせた、自分により合った描き方を持っていらっしゃるのですね。

 例えば私などは、顔を円で描かずある程度輪郭をそのまま描写し、十字ではなく目と鼻と口の中心にあたる場所にそれぞれちょんっと点を打つアタリを使っております。なぜかと言うと、円や十字を使うアタリでは、それら「円」「円に沿った十字の曲線」を描くための技術が必用になってしまうからなのですね。

 綺麗な円を描いたり、その曲面を正確になぞる十字線を描くためには、実はものすごい練習が必用です。正面からみた顔などを描く時はそれほど難しくはないのですが、斜め顔や上下を向いた顔などを描く時にはプロの絵描き様でもほぼ確実に歪みます。

 そこで、自分の得意なアタリ、下書きの型を作ってしまうと良いわけです。顔だけでなく体に関しても、棒人間で描く方法からある程度肉を付けた状態で描く方法など、色々考えられますね。

 

 さて、それはともかく可愛い、カッコいい顔を描くためにはどうすれば良いのか?

 ここではまず、どんな顔が可愛いのか、どんな顔がカッコいいのかを知る必要があります。

 

 これ、当たり前に思えるかもしれませんけれど、とても大切なことです。顔というのは人体の中でも特にたくさんのパーツが集中している部分です。そのため、目が一ミリずれただけでも顔の印象というものは大きく変わる。人間が人間の顔を見るとき、パーツのバランスや位置で人相を見分けていますよね。そして、その人相が可愛いとかカッコいいとか思っているわけです。一ミリ目がずれただけで、可愛いからカッコいいに代わることもままあります。

 いかにバランスや位置が大切かお分かりいただけたでしょうか。

 このバランスと位置を自分なりにものにするためには、とにかく枚数を描くのが一番なのですが、それだけではやや非効率的です。やはり、手っ取り早い方法としては自分が可愛い、カッコいいと思う絵描き様の絵からその特徴を盗んでくることですね。

 

 「それでは自分の絵で無くなるのではないか」と思うかもしれません。

 はっきり言ってその通りです。模写や真似を繰り返していくうちに、自分の個性というものは確実に削られていきます。でも、ちょっと良く考えてみてください。「綺麗な顔ですね」「可愛い顔ですね」「イケメンですね」と言われるのと、「個性的な顔ですね」と言われるの、現実で考えるとどちらが嬉しいでしょうか?

 可愛いカッコいいというのは、ある意味でアーキタイプ、雛形なのです。「可愛い顔の特徴」「カッコいい顔の特徴」というものが既にあり、そこにあてはまるから可愛いとかカッコいいとか思うのです。

 もちろん個性的な顔が悪いと言っているわけではありません。でも、以前も記事にしましたように、日本で個性は受け入れられ辛い。どちらを選ぶかは自由ですが、私は大衆性のほうを選びました。

 ここで私の昔の絵を上げて、顔の特徴を観て行きましょうか。

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 これが、デジタルで絵を描き始めて一年ほど経ったころの絵です。ぱっと見てお分かり頂けるように、私は元々「美男子」や「美少女」を描くのが大変苦手でした。今でも明確に「美形を描いて下さい」と言われると無理だと答えるしかありません。

 なぜなら、大抵の場合「特徴のある描き易い顔」というのは、濃い顔、シワのたくさんある顔、ごつごつした精悍な顔、などであるからです。私の今のイラストをご覧になって頂いても感じる所だと思うのですが、私が得意としているのは「精悍な顔」ですね。

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 これはデジタル三年目のイラストですが、このイラストに対して初めて「可愛い」という評価を頂きました。顔の魅力と言う点ではまだまだなのですが、可愛い=幼いということか? という点にお気づき頂けたでしょうか。

 その通りで、可愛らしさとは主に幼さが感じられる表現なのです。萌え絵などを観ると良く分かるように、あれらはとても目が大きくて、口と鼻が小さい。そして、顔も縦長ではなく丸くてぷにぷにしていて、髪がさらさらで柔らかそう。ここまで読んで頂ければ分かるように、可愛い顔の特徴は子どものよう、ということでまず間違いないと思われます。

 ではカッコいい顔というのはどういったものか?

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 これは四年目のイラストですが、当初に比べればかなり顔の魅力と言う点では上がっているのではないかなと思います。カッコよさ、ということを考える上でも、幼さ、というより若々しさ、というものは欠かせません。カッコいいおじさまというものも存在しますが、彼らも言動などを観ていると若々しいということに気付きます。要は、絵における人の魅力の大部分は「若々しさ」なのです。

 その上でカッコいい顔というものについてもう少し考えると、すっと通った鼻筋、鋭角で涼しい目元、キリッと引かれた眉、引き締まった口元、などが考えられるでしょうか。

 

 先ほどの話に戻りますが、事実私の絵がこうして魅力的になって行った背景には、模写や模倣を積極的に行ってきた事実があります。ミリ単位まで気を配るのはとても大変なので、はじめはなんとなくバランスが良さそうな、気持ち良い描き方を見つけるのがいいでしょう。その内目と手が洗練されて、思い通りの顔を描けるようになって行きます。

 そして、顔の描き方についても、ぜひ自分に合ったやり方を見つけてください。自分が可愛いと思える絵、カッコいいと思える絵が、本当の意味で可愛い絵、カッコいい絵です。自分の感覚を疑ってしまうと精神を病んでしまうので、とにかく自分を信じること。

 

 では、結局あまり具体的にはなりませんでしたが、今回はここまでです。引き続きご要望やご質問を募集しております。では、また次回。

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