イラスト・ノート

イラスト描き、山田唄の制作物を載せて行きます

ラグナロクプロジェクト一「オーディン再考」

 おはようございます。気持ちの良い朝ですね。昨晩も夜を徹して作業しておりましたのでそろそろ休もうかと思うのですが、その前にブログを更新させて頂きます。

 今回は、ラグナロクプロジェクト本格始動その一ということで、オーディンの設定周りやデザイン周りを考えてみます。

 

 元々自分は、北欧神話含め神話、民話などに関してはとても疎いほうです。実は前回乗せたラグナロク零に関しても、途中までギリシャ神話と混同しながら描いており、途中で先輩に指摘されて気が付き調べ直したという失態を演じております。そんなことがあったので、とりあえずネットで拾える情報くらいは忠実に再現したい所です。

 さて、オーディンの第一稿は、先日も載せたこれ↓なのですが、

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 実はここから少し練り直した第二稿というものが存在します。その前に、まず基本を踏襲しようと、出来る限り説話に基づく容姿で描いてみたのがこちら。

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 大変苦戦の跡がうかがえる仕上がりです。オーディンの愛馬はスレイプニールという名がつけられているようなのですが、このスレイプニール、脚が八本もございまして、ただでさえ馬の体のラインというものは起伏に富んでいて難しいのに、とても半端な覚悟で描けるものではございませんでした。大敗です。

 仕方ないので、モンスターという路線はとりあえずそのままに、少しパーツを絞って動かしやすくすることにいたしました。こちら。

f:id:yamadauta:20150315092543j:plain やや上から俯瞰したような構図になっており、そのために画面を広く使えたことと全体の形が分かり易くなったことで一定の効果を上げていると言えます。

 

 ここまでが前節、これを踏まえて今回の稿です。

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 ひとまずはラフということでざっくりと。モンスター化オーディンのコンセプトは、ケンタウロスに似た「獣人」です。右手に剣を携え、スレイプニールと融合した姿で描こうと思いました。体には自ら突き刺したというグングニルが刺さったままになっており、斜め上空をワタリガラス二羽が舞う、という所まで決まっております。

 しかしこうして並べてみると、今回の新しいデザイン全然ダメですね。うん、ボツ。比較的第二稿が自分のイメージに近いので、それを基にしてもう一度練り直しです。うーん、時間がかかる。とはいえ、それが目的でもあるのでのんびり進めようと思います。

 では、また次回。